花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Think Smart

2013年06月18日 | 研究
3年生が取り組んでいるセロリの研究。
LEDを照射するチーム本来の研究スタイルです。
面白いことに照射する光の波長が違うとセロリの姿も変わってきます。
そこで先日、茎の開き具合(開度)を測定することにしました。
しかし温室には定規こそあれ、分度器はありません。
でも大丈夫、スマートフォンのアプリを使うと
なんと携帯電話が分度器に早変わり。
あっという間に測定することができました。
この他にチームはスマートフォンを
高度計や照度計に変えて研究に活用しています。
チームは5年前の結成時から、このようにハイテクを活用し
いかに格好よく、さらに楽しく研究するかを考えてきました。
初代メンバーはスマートフォントとPCを使ったカラースケール、
現場でスマーフォンから病害虫防除の履歴を記録できるダイアリーなど
を考案してきました。かつて北海道農試の研究者が私たちに
近未来では携帯電話が農具になると話してくれました。
あれから約10年、その未来が現実になっています!
コメント

浄化システムほぼ完成

2013年06月18日 | 研究
2年生の草花による水質浄化試験。
浄化できたかどうかは、このように対象の水に
試薬を入れて着色させて判断します。
もちろん色だけだとあいまいなので、これを吸光度計で数値化して
中に汚染物質が1リットル当たり何mg入っているかを明らかにします。
これはアンモニア態窒素量の測定ですが
右は無処理区できれいな青に着色されました。
つまりたくさんのアンモニア態窒素が入っていることになります。
左は透明。富栄養化の原因であるアンモニア態窒素が
ほぼなくなっていることがわかります。
単に植物に吸収させるのではなく、積極的にアンモニア態窒素を分解し
より早くより多く吸収させた成果があらわれています。
これがチームが開発したバイオエンジンと過給器によるシステムです。
1週間に1度の調査ですが測定には2時間30分ほどかかります。
したがって授業ではできないため、
放課後に当番を決めてメンバーが測定しています!
コメント