花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

人工イクラ

2013年06月28日 | 研究
アルギン酸ナトリウムの水溶液を塩化カルシウムの水溶液に
一滴垂らすとこのようにすぐ丸く固まります。
これをビーズと呼びます。
この反応を利用して、あらかじめアルギン酸ナトリウムの水溶液に
イクラの味と色に似せた液体を混ぜて垂らすと人工イクラができます!
チームが作ったビーズは透明で、人工イクラではありません。
中には硝酸菌が閉じ込められています。
このビーズは水質浄化のために考案したもので
バイオエンジンのサンパチェンスに燃料である
硝酸態窒素をどんどん供給するために用いられます。
実験でその優れた性能が確認されたので
来月はふれあい公園に実際に設置します。
これはそのために作った硝酸菌ビーズなのです。
本物のイクラはお湯につけると白濁します。
さて、あなたが食べているイクラは本物ですか?
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藍より青し

2013年06月28日 | 研究
「藍」(アイ)とは染料に使う藍草(タデアイ)のことです。
昨年卒業した先輩が2年間かけて取り組んできた染料植物研究ですが
水大賞に追われ、成果を発表する前に卒業していましました。
そこで2年生が引き継いでさらに研究をしています!
しかしまだこの葉がきれいな青色になるところは見たことがないはず。
機会をみて「生葉のたたき染め」に挑戦しようと思います。
「藍より青し」とは藍草で染めた布は
藍草よりも鮮やかな青色となるという意味で
その関係を弟子と師匠にあてはめて
弟子が師匠の学識や技術を越えるということわざです。
2年生が卒業した先輩を超えて
優れた成果を出してくれるよう期待しています。
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