ステージから見えるもの

卒業式で花のステージに上がれるのは、ご来賓と校長先生だけ。
では登壇された方々は、一体どんなに美しい風景を見ているのでしょうか？
そこでまだ完成したステージの登り、演台に立ってみました。
すると驚くことにあの美しい花が見えません。
いたって普通のステージなのです。
登ってみて、あらためて花のステージは、登壇する方のためではなく
参加される卒業生と保護者のために作られているのがよくわかりました。
ところがステージからは花の代わりに
卒業生の顔がびっくりするぐらいよく見えます。
真剣なまなざしで、そして泣き顔で壇上を見上げる卒業生。
登壇された方の目には、そのひとりひとりの顔が
美しい花々に映っているのかもしれません。

おもてなし

名農名物「花のステージ」。
卒業式のわずか数時間だけ見ることができる
それは美しいサイネリアで飾られたステージです！
おそらく300～400もの鉢が並べられています。
今回のデザインは名久井岳。
花の色をうまく利用して
ステージ中央にむかってそびえる山を作っています。
花の香りに包まれた卒業式。
初めて見る保護者にとっては想定外の名農の気遣い。
３年生はお客様ではありませんが、
これも立派な「おもてなし」です。
こんな贅沢で心のこもったステージの中で
卒業証書をもらえる名農生は幸せものです。