危機一髪

このところ少し気温が上昇してきました。
そこで先日、開かずの扉となっていた
チームの実験室に裏口から突入してみました。
すると大変！２年経ったクリスマスローズの苗が萎れています。
この苗は来年の２月に咲く株！
長い間、チームの先輩方が育ててきたものなので
ここで枯らすわけにはいきません。
どうやら暖かくなってきたために起こる乾燥が原因のようです。
そこで緊急に水をあげてみました。
クリスマスローズは強い花です。
なんとか危機を乗り越えてほしいものです。
明日は高校入試。
危機一髪とならないように万全の準備でのぞみましょう！

役作り

チームは研究のために参考資料を毎年何冊も購入します。
現在は来年度のための資料を収集しているところで
このマルハナバチの図鑑もそのひとつです。
チームがサクラソウ研究しているフィールドは国立公園。
残念ながら様々な理由から自生地は結実率が極めて低くい危うい状態です！
しかし国立公園では植物の持ち出しも持ち込みも禁止。
そこでチームはたくさんの保全生態学の専門家と相談し、
この春、他から一切植物を持ち込まずに
多様性を確保しながら群落を維持する方法に挑戦することにしました。
それがマルハナバチの代役として群落内で行う人工授粉。
本来はマルハナバチの女王が行う仕事ですが、
環境の変化によってハチが減少しているようで
受粉がなかなか進まないのです。
人工授粉を成功させるためにも
まずはマルハナバチを理解しなければなりません。
この図鑑はそんなメンバーの役作りのために購入しました。
人工授粉まであと２ケ月半後。
ハチになりきるための勉強をしなければなりません。