花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

春霞

2014年03月30日 | 研究
春霞がかかっているようです。
冬から春に移行する時、時々発生しますが
気象学的には特別変わったものではないようです。
さてここは第1農場、かつて大活躍した名農気象班の本拠地です。
科学の甲子園ともいわれる日本学生科学賞で2度の全国最優秀。
気象班は皇居で天皇陛下から直々に賞をいただいています。
チームが科学コンテストに挑戦するようになって、
当時、いかに桁外れの成果をあげていたかがよくわかります!
そもそも気象台の観測所が廃止になる際、
今まで通り、データを公表し地域農業に貢献しなければならないと考え
そのまま観測業務を引き継いだ気象班。
何十年もの間、年中無休で観測しました。
検定済の機器で観測されたデータは気象台と同じ精度のため
三八の農業試験場は気象班のデータを使っていたほどです。
現在はデジタルの自動観測となり、機器も安価なもので観測項目も減りましたが
時々、電話で情報提供を依頼されるなどニーズはあるようです。
先週行われた校内研究発表会。
久しぶりに気象観測の発表がありました。
何十年ものデータを移動平均処理した結果、温暖化の傾向が見られ
特に最近は気温が急に大きく変化する傾向があることを発表しました。
温暖化が心配される今、新しいデジタル気象班の復活が望まれています!
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とう立ち

2014年03月30日 | 生物生産科
これは小松菜です。
実験用に作った苗が余ったのか温室で放置されています。
よく見るとつぼみがついているのがわかります。
これを農家では「とうだち」といいます。
とうだちとは、花をつける茎が伸び出すことで
専門用語では抽苔(ちゅうだい)といいます。
小松菜も若い苗の時期を過ぎ、生長してしまうとこのように
最後はアブラナ科の特徴である黄色の十字花が咲きます!
人にも「とうがたつ」ということばを使いますが
意味はこの現象からきています。
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