花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

他班をプロデュース?

2017年04月24日 | 園芸科学科
第1農場の果樹園です。
樹木の上に大きな骨組みが立っていますが
これはサクランボの木。
裂果を防ぐため、雨をよけて栽培するためです。
果樹の先生のお話ではサクランボは
リンゴより早く開花するとのこと。
予想では4月下旬ということです!
さてこのサクランボ、リンゴと同じように
人工受粉を行います。
この辺りでは長い長い棒の先につけた鳥の羽根で
花をまんべんなく撫でたり、蜂をレンタルしてきては放ち
受粉をしてもらうなどなかなか大変なようです。
名農でも蜂を使って受粉するそうですが
現在、チームフローラは果樹研究班に
今までとは異なる受粉方法を提案しました。
嬉しいことに実際にアイデアは採用され
賛同されたメーカーまで動き出し、
まもなく記念すべき第1回目の実験が行われます。
さあどんな方法なのかみなさん考えてみてください。
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ものづくりの精神

2017年04月24日 | 研究
チームにはなぜか小型の礫耕栽培装置がたくさんあります。
せっかくなのでと新人の2年生には
この装置を活用した実験を勧めています。
彼が取り組んでいるのはネギの栽培。
ネギは畑で栽培するものですが
礫耕栽培できるか試しています!
問題になるのは土寄せ作業。
小石の礫は崩れてしまいます。
そこで彼は小石がこぼれ落ちない道具を
学んだ木工技術で作ることにしました。
こんなものがほしいと思った時、
木を切ってとか、鉄のパイプを切断してつなげてとか
すぐ思いついて実行にうつせるところが
環境システム科の生徒の良いところ。
新しい食材や農業技術を開発しようとする農のものづくりを
工業で学んだものづくりの技術がサポートしています。
まさに農と工を操る頼もしい人材が育っています。
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