花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

まるで凱旋パレード!

2017年09月05日 | 研究
カボチャを一輪車に乗せて
チームのベースキャンプである順化温室に帰る2年生。
重いけれど十分な収量で満足顔。凱旋パレードです。
まだ未定ですが、これらのカボチャは名農祭で
みなさんにお分けするかもしれません。
2017年の名祭は10月の最終土日。
どうぞ楽しみにしてください。
さてその前に名農は大きなイベントをこなさなければなりません。
それがながわの秋祭りへの参加。
今週の金曜日である9月8日に全校で参加するのです。
本校が祭りに参加する理由は2つ。
ひとつは若者不足です。
人口流出する地方の農村にとって伝統の祭りを維持は難しく、
この南部町でも名農生がいなければ存続できない危機にあるからです。
もうひとつは農の学び。
農業の社会的役割のひとつに農村の伝統行事の継承があります。
全国各地で行われている行事の多くが豊作祈願や感謝をあらわす神事。
その農が経済主義の産業へと移行していくのは時代の流れですが
かつての農ある暮らしの中で生まれた
日本人の自然への感謝や畏怖の心を失ってしまってはならない。
そんな思いから農業高校では1年生の時に
農村の伝統継承を担うという大切な使命を学びます。
ちゃんと教科書にもついているんですよ。
それを実習のように体験するのが秋祭りへの参加なのです。
お近くの方は名農生のパレードをぜひご覧下さい。
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栗カボチャは大豊作

2017年09月05日 | 研究
チームフローラフォトニクスでは
昨年から珍しくカボチャ栽培に挑戦しています!
先日一斉収穫しましたが、ご覧のとおりの大豊作。
大きなカボチャがゴロゴロと収穫され担当した2年生は大喜び。
さてこのカボチャ、どこで栽培していたかご存知ですよね。
実はソーラーパネルとパネルの間です。
それも不耕起放任栽培。
名前はかっこいいのですが、植え付けだけして
整枝も除草もまったくしない手抜き栽培なんです。
同じウリ科のスイカやメロンでこんなことしたら
大変なことになりますが、カボチャは大丈夫。
まさに手間のかからない作物なのです。
したがって数名で何10haもの栽培管理ができるのが魅力です。
さらにそんな栽培でできたカボチャでも価格は決して安くなく、
最近は加工所と契約栽培するなど新たな販路も誕生しています。
これから研究データをまとめますが、
このような栽培でも十分利益を得れることがわかりました。
チームフローラフォトニクスの新たな社会提案。
まもなく公開されます。
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