花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

あけび!!

2017年09月30日 | 
秋の味覚、あけびです。
学校では栽培していないので
誰かがとってきたものと思われます。
あけびは一般に蔓を利用してかごを編んだりしますが
果実も甘いので食べることができます。
昔は子どものおやつのようなものでしたが
なにしろ中に大きな種子がたくさん入っているので
吐き出さなければなりません。
チームはかつて理化学研究所のご協力をいただき
イオンビームによる突然変異育種を行いました。
するといろいろ変化が見られますが
種子がつかなくなるものもあります。
その時考えたのがあけびへの照射。
もしあけびに種子がなくなったらバナナのように
思いっきりまるかじりできると思ったからです。
私たちが普段食べているバナナも昔は種子がありました。
果肉を切ってみると中央に黒いあとが見えますが
これがバナナの種子のなごりです。
偶然、突然変異で種子がなくなったものを今食べていますが
もし種無しあけびができたなら
こちらもきっと人気になると思います。
チームはもうこの育種は行っていませんが
ぜひどこかで取り組んだもらいたいものです。
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ネリカ米?

2017年09月30日 | 研究
お米です!
ちょっと細長いのがおわかりですか。
これは一般にネリカ米といわれる
アフリカで栽培されるように開発されたものです。
アフリカでは食糧不足で困っている人がたくさんいます。
ですからこのネリカ米は多収と耐乾燥性が特徴。
多収の性質はアジアイネから、
耐乾燥性と耐病害虫性はアフリカイネから得たもの。
つまりアジアとアフリカのイネの掛け合わせなのです。
現在、サハラ砂漠よりも南の国で栽培されています。
ところでネリカって変な名前だとは思いませんか。
正しくはNERICAと書きます。
意味はNew rice for Africa。
それぞれの単語の一部を頂いています。
Song for Africaではありませんが
アフリカを救う思いがこめられています。
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