花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Blackout

2019年08月13日 | 研究
ハンターズの小型水耕栽培装置です。
先日、電気系統の検査のため学校が数時間停電となりました。
夜ではないので真っ暗になることはありませんが
朝から昼までPCが使えないと嘆いている先生や生徒がいました。
ところがハンターズはもっと大きな影響を受けました。
なぜならハンターズの装置は水耕栽培。
電気仕掛けなのです。
手前の黒い装置はエアポンプ。
植物に空気を送って酸欠を防いでいます。
右側の銀色の装置はクーラー。
暑い温室。水温が上がらないよう冷やしているのです。
この二つは栽培されている植物にとって生命維持装置。
数時間といっても猛暑の温室では命取りになります。
果たして停電は何時間続くのでしょう。
そして回復した際、ポンプなどの装置は順調に動くのでしょうか。
もし動かなくなったらと考えるとそれこそ頭の中がBlackoutです。
連絡によると12時頃に復旧とのこと。
いつもであればお昼前に実習を終え解散するのですが
この日ばかりは12時から復旧した電気で
ちゃんと止まった装置が正常に動き出しているか
各自確認してからの解散となりました。
幸い問題なく装置は再稼働してくれましたが
夏なのにヒヤヒヤしたハンターズです。
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ヤマセでクールダウン

2019年08月13日 | 学校
セミの抜け殻を見つけました。
関西で多く目にするセミはクマゼミといわれますが
南方系のセミのため、北国の青森県にはいないらしく
見るのはアブラゼミやミンミンゼミがほとんどです。
とはいうものの、今年はセミの声がうるさいと感じた記憶がありません。
抜け殻があるのだから鳴いているのは間違いありませんが
数が少ないのかもしれません。どうしてでしょう。
以前、京都の小学生が面白い自由研究をしたそうです。
なんと調査すると猛暑の年は、
セミの15%が羽化中に死んでしまったというのです。
一般に羽化にかかる時間は4時間。
生まれたての弱い時期、
もしかしたら強い陽射しでやられてしまったかもしれません。
長い間地下で育ち、やっと出てきたら焼けるような猛暑。
セミも命がけです。
さて全国的にとても暑い日が続いていますが先週末、
青森県の太平洋側はとても涼しい日が数日続きました。
なんと気温は最高でも22℃と肌寒いくらいです。
もちろんこれは地域特有の偏東風であるヤマセの影響。
なぜなら日本海側の津軽は相変わらず30℃前後です。
冷害を引き起こすため先人を困らせてきたヤマセですが
この時ばかりは自然のクーラーのおかげで体がクールダウン。
疲れもとれる恵の低温となりました。
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