花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

みんな悩んで大きくなった

2019年08月28日 | 研究
フローラ時代から長年続けてきたものにポスターセッションがあります。
SSHや学会ではあたり前ですが
農業クラブの世界にいるとまったく縁のない発表スタイル。
初めて聞いたときは想像がつかず戸惑ったものです。
この発表に名農で最初に挑戦したのは初代フローラの男子5名。
確か2009年秋に開催された日本植物学会だったと思います。
もちろん農業高校などいるはずもなく、完全アウェー。
「お呼びでない? こりゃまた 失礼しました」という雰囲気が漂っています。
当然、無茶苦茶のダメ発表でしたが、SSHが発表しているのを横目で盗んでは
自分の発表に取り入れ、彼らはどんどん上手になっていきました。
そして年が明けた3月に再チャレンジ。
東大で開催された日本農芸化学会など2つの学会をはしごした彼らは
なんと立て続けに最優秀賞を受賞。
突然現れた農業高校の快挙に、全国から集まったSSHや進学校の生徒さんたちは
みなさん、あっけにとられた顔をしていました。
さてフローラは解散しましたが、ポスター発表に参加するという文化は
バブルボーイズやハンターズに引継がれました。
そのハンターズの初陣となる日本土壌肥料学会がまもなく開催されます。
今回は5名のうち2人が代表で参加。
そしてその約10日後の日本植物学会には全員で挑戦する計画をしています。
先日、初めて練習を行いましたが
なかなか自分の思ったように言葉が出てきません。
頭の中は、おそらく時間無制限のリング。
さまざまな技を繰り出しますが、決定的な決め手とならず
七転八倒、もがき苦しんでいます。
でもこればっかりは自分で解決するしかありません。
いっぱい悩んで大きくなってください。
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明日があるさ!

2019年08月28日 | 環境システム科
京都大学とLED信号機の共同開発をしている
環境システム科のTEAM RED SIGNALS。
今年は研究が終盤に近づいているのか実験のピッチも上がっています。
先日、ちょっと面白い話題が飛び込んできました。
どうやら秋に開催されるある学会で彼らは
今までの成果をポスター発表することになったようなのです。
ポスター発表自体はハンターズだってするぐらいで
何も名農にとっては珍しいことではありません。
それなのに何だか話題で盛り上がっています。
LED信号機はそもそもはフローラが提案したもの。
知らん顔はできないのでよく話を聞いてみると
英語での発表ではないかというのです。
すでにポスターの原案ができているとのことで
拝見すると確かに英語表記ではありませんか。
日本で行われる学会なので主に日本語で説明すると思いますが
外国の方が英語で質問されたらどうするのでしょう。
おそらく共同研究されている京都大学の先生方も
いらっしゃるとは思うのですが心配です。
昔、坂本九さんの「明日があるさ」のリメイク版がCMで流れました。
「新しい上司はフランス人 ボディーランゲージも通用しない
 これはチャンス、これはチャンス。勉強しなおそう」という
超がつくほど前向きな歌詞が印象的でした。
学会は11月の予定。担当者もメンバーも
この機会に少し勉強してはいかがでしょうか。
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