花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

秋の女王

2019年08月17日 | 園芸科学科
こちらも園芸科学科の草花温室です。
冬はサイネリア、春はマリーゴールドなどの花壇苗が主役でしたが
夏になって温室の主が変わりました。
それがこの草花。ご存知、秋の女王「シクラメン」です。
シクラメンは名久井農業高校の文化祭である名農祭の名物。
高品質のシクラメンを求めて地域の皆さんが毎年押しかけます。
また秋の風物詩として地元のテレビニュースでも紹介されています。
2019年の名農祭はいつもよりちょっと早い10月26日〜27日の土日。
まだ2ケ月も先ですが、園芸科学科の草花部門の先生や生徒たちは
一生懸命管理に励んでいます。
草花はトレンドの世界に生きる商品。
したがって毎年、次々と新作のシクラメンが発表されます。
名農祭で購入される皆さんは、スタンダードの白と赤の他に、
黄色や八重咲き、フリル咲きなどいろいろあるので迷ってしまうようです。
でもたくさんあるものから気に入った一品を選ぶのは楽しいもの。
シクラメンだけじゃなく、リンゴや野菜、
ジュースやジャム、焼肉のタレなどたくさんの農産物が並びます。
まだご来場されていない方は、ぜひ今年こそ名農祭に足を運んでください。
コメント

夏の代名詞

2019年08月17日 | 環境システム科
名久井農業高校の校舎に続く坂道に
今年も燃えるような花が咲きました。
「百日紅 ごくごく水を 呑むばかり」
石田波郷氏の俳句です。
百日紅とはサルスベリのこと。
100日間も咲き続けるという意味だといわれています。
ご存知のとおり、サルスベリは猿も滑るというぐらい
すべすべした木肌を持っている夏の代名詞の樹木です。
猛暑に咲く鮮やかな赤い花はまるで炎のよう。
この句は汗の滴るような気だるい空気感まで感じる秀句といわれています。
さて暑い毎日が続いていますが、名久井農業高校は
なんと来週の金曜日にはもう2学期スタート。
まだまだ休みたいところですが北国の学校はこれが当たり前。
仕方ありません。
そんな1ケ月ぶりに登校する名農生を迎えるのが
この燃えるようなサスルベリ。
残暑厳しい秋にならないでほしいものです。

コメント