花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Progress

2019年08月21日 | 研究
ネイビーのユニフォームを着た2人のハンターズ。
そんな彼らに白いシャツを着た3人が何やらアドバイスをしています。
実は9月3日の火曜日、静岡大学で日本土壌肥料学会が開催されますが
新生環境班のハンターズがとうとう
ポスター発表デビューすることになったのです。
ポスター発表とは、引っ込み思案の名農生に自信をもってもらう目的で
チームフローラフォト二クス結成時から行なっている荒療治。
いつの間にか伝統となり、このようにハンターズにも引き継がれました。
とはいっても初めてのポスター発表は戸惑うことばかり。
そこでいつも経験者の先輩に指導してもらっています。
嬉しいことに今年も今まで2回発表を経験しているバブルボーイズと
なんと4回も経験しているファイナルフローラの
メンバーが指導にきてくれました。
特に昨年の世界準グランプリ受賞者からの活きたアドバイスには
後輩のハンターズも真剣に耳を傾けていました。
ポスター発表はフローラもバブルボーイズも通ってきた道。
最初からうまく説明できるものではありませんが
自転車の練習のように転びながら何度もトライし続けることで
誰でも進化し、上手になることを彼らは知っています。
自分たちのつけた道を後から歩んでくるハンターズに
勇気を持てと手を差し伸べてくれる先輩に感謝です。
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新食感トマト

2019年08月21日 | 研究
チームフローラフォト二クスは名前のとおり、
草花をテーマにした研究をするために立ち上げた研究チームです。
しかし一生懸命活動しても、何か物足りない感じを受けていました。
その答えは簡単。「食べられない」から。
他の研究班は野菜や果物など収穫試食も研究の一環ですが
草花は食べられないので、お腹が満足しないのです。
そればかりが理由ではありませんが、その後フローラは
草花に範囲を限定せずに植物と光の関係を探る研究チームに変わって行きました。
10年間で栽培した作物は草花の他に、ベリー類、葉菜類、山菜などさまざま。
その都度、官能調査と称して美味しくいただいてきました。
さて今年から新生環境班ハンターズが活動を始めました。
しかし真面目?に取り組んだので気がつくと食べられる作物があまりありません。
食用作物のインゲンマメは栽培しましたが、
これはそのまま口に入れることができません。
そこで完全にハンターズの口に入れるために
6月頃からミニトマトを3鉢だけ栽培し始めました。
あいにく1学期はヤマセの影響で実がつかず心配しましたが
7月下旬からは気温がぐんぐん上がりトマトもご覧のように実ってきました。
なんだミニトマトかと思う方もいると思いますが
フローラもハンターズもその辺にある品種は栽培しません。
これは「プチぷよ」という薄皮の珍しいトマト。
触るとわかるのですが赤ちゃんの肌のようにプニプニしているんです。
強い甘さとジューシーさも驚きですが、全く皮を感じないのにびっくり。
薄皮は食べる人には長所ですが、生産流通側からみると短所。
傷がつきやすく日持ちしにくいからです。
美味しいのにスーパーマーケットに並んでいないのはこれが理由です。
でも採れたてを食べるハンターズにはもってこい。
今週は実習で出校しているハンターズ。
ちょっと摘んでみたいと思います。

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