花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

脱ゴミ屋敷

2019年08月19日 | 研究
ハンターズが使っている馴化温室内の一室。
活動の初めと終わりのミーティングで使っています。
またバブルボーイズが簡単な実験を行う際もこの部屋を利用しています。
フローラ時代から考えるとここで活動してもう10年以上。
最初は何もなかった温室ですが、財産が次第に増え、
今では植物栽培に関わるかなりの機器を備えています。
もちろん理科室や生物工学実験室にはかないませんが、どちらも校舎内にある施設。
農場で活動している多くの研究班からしてみると借りに行くには遠すぎます。
そのためよく他の研究班が機器や消耗品を貸して欲しいとやってきます。
さて今年はここで約10テーマの研究が並行して行われています。
したがって使う測定装置は全員同じではありません。
そんなことでいつの間にか散らかってきます。
さすがに我慢ができなくなると大掃除を行うのですが
今年はなかなか時間を見つけられず、今まで2回しか掃除していません。
かつて園芸科学科時代は女子メンバーばかりだったので
散らかってくると必ず誰かが自主的に整理してくれました。
時には机などみんな外に出され、
水を撒きながら掃除してくれる女子もいました。
それに比べ環境システム科に移籍してからはほとんどが男子。
こちらを含め整理整頓など頭にない人ばかりが集まってくるので
ゴミ屋敷化してくるのです。
今週金曜日から名久井農業高校は2学期スタート。
秋には少し時間が取れそうなので、大掃除でもしたいと思います。
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フローラのお宝

2019年08月19日 | 研究
チームフローラフォト二クスが
園芸科学科から環境システム科に完全移籍した2015年、
なけなしの資金をはたいて購入した水質分析用の吸光度計です。
この機種はリニューアルしたので現在同じものは販売されていませんが
確か当時、20万円以上した記憶があります。
名久井農業高校は県立のため
このように高額な装置は申請して予算がつかないと購入できません。
もし申請できたとしても、一研究班が使う機器など
優先順位が低く、何年先に予算がつくか想像もつきません。
しかし問題解決に立ち上がったメンバーが
課題研究で活動できるのはたった2年間だけ。
今すぐ取り組みたいのに、これでは活動ができません。
そこでフローラは彼らの意欲に応えるため
すぐに教育助成団体に支援を申し出て、
研究助成金を調達し、装置を購入しました。
当初、助成申請には勇気がいりましたが
この装置があったからこそ水質浄化システム「バイオエンジン」が完成し
そのおかげで昨年、ファイナルフローラがストックホルムに行くこともできました。
ここぞという時には、このような助成金申請にチャレンジすることも必要のようです。
嬉しいことに、この装置を購入したことで研究対象の幅が広がりました。
おかげさまでフローラが解散した今も、
この装置はハンターズによって新しい研究を進めるのに使われています。
これこそフローラの残していったお宝です。
さてお盆も終わり今日からハンターズもバブルボーイズも活動再開。
大会も迫っており、本格的な練習が始まります。
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