花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

返す言葉がない

2020年02月04日 | 研究
もう2019年度も終わりを迎えているのに、ハンターズはまだ実験をしています。
いつもの年ならこの辺りで一段落、再スタートの準備となるのですが
今年度はどうやら、そのまま2020年度に突入しそうです。
さて農業クラブでは、あと1ケ月もすると2020年度の
県大会発表部門に出場する選手たちを決める選考会が開催されます。
それが研究発表であるプロジェクト発表会と弁論大会である意見発表会です。
かつてフローラは2009年に結成して10年間活動しましたが
その間、当時の農業高校としては珍しく学会やコンクールなど
さまざまチャレンジし、成果をあげてきました。
その活躍がとにかく華々しかったこともあり、よくフローラは
肝心の農業クラブには貢献していないといわれることがよくありました。
しかしそれは勘違い。フローラメンバーは10年間でプロジェクト発表会に6回、
意見発表には5回も学校代表として出場。
そしてのべ9回も県チャンピオンとして東北大会に出場しているのです。
したがって外部の声とは違い、メンバーは名農農業クラブの
環境部門を支えてきたという自負があるのです。
ところが一昨年頃からは、残念ながらこの不名誉な評価通りになってしまいました。
2018年も2019年も環境班は校内のプロジェクト発表会に出場するだけなのです。
それには理由があります。このところ環境班であるチームの選定テーマは
遠く離れた開発途上国をターゲットにしたものばかり。
これでは地域農業の活性化を目的とした研究を求める農業クラブでは評価されません。
気がつくと今年のハンターズも海外がターゲット。
「環境班は農業クラブに貢献していない」といわれても返す言葉がありません。
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結果にコミット

2020年02月04日 | 研究
バブルボーイズの話題です。
彼らを取り上げる際、華々しい先輩の活躍に刺激を受け
2学年の途中からフローラの扉を叩いたと紹介していますが
これは完全解答ではありません。
実はメンバーの一人は中学校時代にフローラの活躍を新聞で見て
ぜひ名農に入ったらフローラで活動しようと思い環境システム科を受験したのだそうです。
ところが運が悪いもので、彼が課題研究の班を選択する1年生の冬、
なんとフローラは1年後に解散するので
もう2年生の募集は行わないことを宣言したのです。
せっかく入学したのに解散するとは!
これを知った彼はかなりショックだったようです。
そんな噂を耳にしたこともあり、彼らが門を叩いた時、
たった半年しかフローラと一緒に活動できないけれど喜んで迎えたのです。
引き受けたからには心に残る経験をさせたいということで
無謀にも誰も研究していなかった泡農薬の共同研究をスタートさせ
短期集中で取り組んできました。
気がつくと文部科学大臣賞を始めとするさまざまなタイトルを手中にし
さらにこの活動を踏み台にして二人とも農学系の4大進学も決めました。
そんな彼らも卒業。結果にコミットでき、やっとこちらの肩の荷も降りました。
お互いお疲れ様でした。
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