花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

安心してください。作ってますよ

2020年12月19日 | 学校
名久井農業高校の玄関前に
今年もクリスマスイルミネーションが設置されました。
夜ではないので輝いてはいませんが、配線が見えています。
しかし大切な税金を使ってイルミネーションを楽しむなんて
なんて不届き者なんだと県民の皆さんに叱られそうです。
でも安心ください。この電気、自前で作った自然エネルギーなのです。
名農には太陽光と風力の2つの発電装置があります。
また面白いことにそこで作り出した自然エネルギーを使うことができる
専用のコンセントもいくつか用意されています。
体育館にもあり、非常時にはそこから電気を得ることができるのです。
作られたエネルギーはバッテリーに蓄電されますが
余った電気は使われません。つまり使わない方がもったいないのです。
だからこんなことができるんです。なお下に大きな3つのライトがあります。
これはLED信号機。今春まで京都大学と連携して行った
雪国向きLED信号機研究で制作されたもので
微弱な電流で付着した雪を溶かす工夫がされています。
間違ってもイルミネーションに加工したのではないと思いますが
雪が降ったので久しぶりに登場しました。
月曜日のプロジェクト発表会では最後の信号機研究チームである
TEAM RED SIGNALSも出場する予定。
どんな成果を披露し、有終の美を飾るか楽しみです。
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思い出のブルーモーメント

2020年12月19日 | 学校
久しぶりに頭上のブルーモーメントに気がつきました。
この時期は空気が澄んでいるので
ブルーブラックのグラデーションがとてもきれいです。
ブルーモーメントはかつてフローラが国立局地研究所の協力を得て
南極と青森の発現について分析した思い出深い現象。
今の時期、青森県では30分しか見ることができませんが南極では3時間もありました。
地平線付近の低い高度を太陽が上り下がりするためですが
科学番組でしか見ることができない南極の「転がる太陽」を
10ケ月以上も私たちのために撮影してくれた昭和基地の皆さんには頭が下がります。
フローラのメンバーは、送られてくる美しい映像を見て興奮したものです。
そんなこともあり、いつしかフローラはブルーモーメントが大好きになり
いろいろ遠征した時は撮影して楽しんでいました。
その中でも特にきれいなブルーモーメントを見たのは3回ほどあります。
ひとつは神戸。観光甲子園に出場したメンバーが文部大臣賞を受賞し、
意気揚々とメリケンパークからホテルに向かう時に見た空。
高速道路と明るい青がなんともいえずきれいでした。
もうひとつは京都。テクノ愛前日、永観堂の夜間拝観の列に並んでいた際
みんなでスマートフォンで撮影しては美しさを競った時です。
エクスペリアの画質はiPhoneの数段上で、完敗したのを覚えています。
最後はストックホルムのブルーモーメント。なかなか夜にならない
夏のストックホルムも長い間、きれいなブルーモーメントを見ることができます。
素敵な建物がシルエットになっていく様子は絶景。
ハンターズのメンバーにも、一生忘れない思い出として
脳裏に焼き付けてもらいたかったのですが、コロナで渡航中止。
とても残念です。さてこの写真の右下に見える雲は風で形が乱れています。
これが雪雲。隣町の十和田市はどうやら大雪のようです。
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