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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

環境班で良かった

2020年12月01日 | 研究
農業高校の学習で一番の楽しみは、なんといっても食べること。
リンゴなどの果物はそのまま農場で、自分で栽培した野菜なども
試食として家に持ち帰ることができるんです。
なぜなら自分の舌でちゃんと確認していなければ
自信を持って販売などできないからです。
しかし環境班のハンターズは、この一番の醍醐味を
悲しいことに味わうことができません。
特に今年は土を捏ねてばかり。果樹班の人たちが
美味しそうな果物を大事に抱えているのをみると本当に羨ましくなります。
そんなちょっぴり残念な環境班ですが、良かったと感じるのが
晩秋というよりは、もう初冬といえるこの時期の活動。
リンゴなどを扱う果樹班は、まだ農場で収量調査をしています。
先日見たらあまりに寒いのか、ダウンジャケットをきている人もいました。
ふじの収穫は晩秋。したがって名農のリンゴはまだ販売されていません。
寒い中、リンゴの重量や大きさを測定する作業が続いています。
それに比べ環境班は校内の暖房の入った実験室で、のんびり発表の練習。
弱虫なので、11月に入ったら実験室に引きこもっているのです。
これはフローラ時代から続くルーティン。
遅くても9月には研究を終え、秋から冬の農閑期は
ポスターを抱えて全国行脚する習慣が染みついているからです。
来年は実験と称して野菜にLEDでも照射し、秋には実験室で鍋を囲む。
こんな企みはいかがでしょう。今日から12月。
毎月22日(フーフー)は、家族みんなで暖かな鍋を囲もう。
南部町にはこんな楽しい鍋条例があります。
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夏の和菓子

2020年12月01日 | 研究
ストックホルムからのプレゼント。開けてみてびっくり。
きれいな青く透明のものが目に飛び込んできました。
グランプリのトロフィーです。
男だけのハンターズ ですが、これには「きれい」と驚嘆の声。
せっかくだから出してみんな持ってみましたが
クリスタルなのでずっしりと重いのです。
これが世界一の重みなんだと二人は感無量。
さらにちゃんと二人のための賞状も入っていました。
先月、早々と学校に届いていた賞状は
彼らの名前は小さく、大きく描かれているのは学校名。
それもたった1枚。2018年の準グランプリでは
二人それぞれ賞状をもらっていたので、これにはショック。
今年は予算がなくて1枚になったのかもしれない。
そう思って賞状をカラーコピーして
学校に残すためのフォトフレームまで用意していました。
今回二人の賞状が届いたのをみて
最初の賞状は学校にくださったものだと納得。
早とちりしてしまいました。
それにしてもこのトロフィー、高級な夏の和菓子みたい。
美味しそうなので、包丁で切り分けたくなります。
さてびっくりしたことがあります。
一昨日、秋篠宮様がお誕生日に際して恒例の御会見をされましたが
その中で今年印象に残っていることのひとつとして
名農が水研究で世界一になったことを挙げてくださいました。
なんという光栄。ハンターズみんなで喜びを再び噛み締めています。
名農は今日から冬休み前の長い期末考査に入ります。
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花好きは環境システム科へ

2020年12月01日 | 環境システム科
名久井農業高校は2020年から生物生産科と環境シスステム科の2学科募集となりました。
そのため各学科とも学習内容がリニューアルされたのをご存知ですか。
なんと環境システム科で草花が学べるようになったのです。
なぜなら施設園芸という大きな括りの中で草花が入るから。
緑化は名農のアイデンティティー。安心してください。
草花好きの皆さんは、環境システム科が引き受けます。
すでにリニューアルした環境システム科にこの春1年生が入学していますが
まだ最初の年は基礎を学ぶ段階。
来年から、いよいよ専門の学習が本格的に始まります。
おそらく来春、園芸科学科の代名詞であった課題研究の草花班が
環境システム科に移籍してニュー草花班が誕生するはずです。
課題研究は草花の栽培はもちろん、押し花やリース、ガーデニングなど
班員が自分の好きなテーマを選んで自由に研究する科目。
中には草花や色彩に関する検定に挑戦するかもしれません。
花好きは女子というイメージがありますが、これは固定観念。
男子でも立派にアレンジメントを作る人がいます。
草花好きは、この指とまれ。
ぜひ皆さんで新しい環境システム科を作っていきましょう。

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ハッとしてgood !

2020年12月01日 | 研究
全国紙のこども向け新聞にハンターズの活動が紹介されました。
取材された記者さんが掲載されたら送りますよと
いってくださったので、みんな心待ちにしていました。
しかし取材してくださったのは10月。もう1ケ月半以上も前。
その間にいろいろあったので、いつの間にかすっかり忘れていました。
そんなハンターズのところに彼らが載った新聞が届きました。
発行された日付を見ると10月中旬。
新聞ではなく古新聞が届いたと笑うしかありません。
でも内容を読んでみるとわかりやすく解説されています。
今更ながら、知らない方から質問されたら
こういう風に答えるといいんだと逆に勉強になったようです。
また国際審査員を務めた日本の大学の先生のコメントも載っています。
お写真が目に入り、ハッとしたメンバー。
瞬時に大会当時を思い出し、急にドキドキしたようですが
読んでみると嬉しいことに褒めてくださっています。
これにはみんなほっとしてニッコリ。先生、ありがとうござます。
かつて「戦う植物研究チーム」とか、「最も過激な植物研究集団」と呼ばれ、
ポスターを背負っては日本中の大会に殴り込みをかけていた女子だらけのフローラと違い
男子ばかりになった環境班。真面目で穏やかで優しくなりましたが、
逆境にはずいぶん弱くなりました。
バブルボーイズもハンターズも褒められて伸びるタイプ。
一人一部いただいた新聞は、きっと彼らの宝物になるはずです。
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