花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

逆転サヨナラ

2020年12月24日 | 学校
終業式の前日である12月21日、名久井農業高校では
3年生の高校最後の研究発表会が開催されました。
今回は事前に録画した発表を各教室で視聴する方法。
主催の農業クラブが考案したコロナと寒さ対策を兼ねた運営方法です。
今回のエントリーは全部で17チーム。
ハンターズは時間の関係もあり4テーマのうち2つだけエントリーしました。
しかし他の班は、一人一研究というハンターズと研究スタイルが違うので
おそらく全チーム参加できたのではないでしょうか。
ハンターズは世界一の集水システムは封印して、「機能性園芸ブロック」と
「植物による除塩研究」の2つでエントリー。いずれも世界大会では
サポートにあたっていたメンバーの研究。今年は集水システムばかりに
目がいってしまいましたが、最後は彼らのテーマに光を当てることにしたのです。
ところがどちらも開発保全創造分野と同じカテゴリー。
今まで4人で戦ってきたハンターズが2手に分かれて勝負することになったのです。
さらにこの分野は出場チームが多い激戦区。どこが勝つかわからない混戦が予想され
端から見ているこちらとしては、面白くなりそうと楽しみにしていました。
発表当日は不在で見ることはできませんでしたが、翌日の結果発表を見てびっくり。
なんと「植物による除塩研究」がカテゴリーを制し、
さらに全チームのトップであるMVPまで受賞しているではありませんか。
ちょっぴり悔しそうなブロックチーム。なぜなら彼らはテクノ愛の今年のチャンピオン。
ところが除塩チームは万年優秀賞。着想は面白いのですが、
眼から鱗が落ちるような画期的結果が得られていないのです。
したがって、少なくても除塩チームだけには負けることはないだろうと
思っていただけにショックだったようです。しかし勝因は明確でした。
がっぷり四つに組んでは部の悪い除塩チームは、ものすごい数のデータの中から
比較する観点をグッと絞って1年生にもわかるように面白おかしく説明。
おそらくこの捨身の作戦が功を奏したようです。
まさかの一発逆転サヨナラゲーム。最後の最後にトップとなり笑顔の除塩チームでした。
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日替わりヒーロー

2020年12月24日 | 研究
3年生最後の校内プロジェクト発表会は
誰も予想していなかったハンターズの除塩研究チームがMVPを受賞。
しかしこのどんでん返しは、ハンターズ全員に幸せを届けることになります。
なぜならハンターズ4人のうち2人は世界チャンピオン。脚光を浴びました。
もう1人はテクノ愛チャンピオン。こちらも先日、新聞に大々的に紹介されました。
しかし最後の1名は、今まで成果が認められずいつもNo.2の座に甘んじていました。
ところが今回の校内研究発表会ではなんと念願のチャンピオン。
全3年生が出場した大会で優勝し、全校生徒の前で拍手をもらうというのは
もしかしたら世界チャンピオンになるよりも快感だったかもしれません。
このように今年の発表会は、偶然ながらハンターズ全メンバーが
なにかの大会で頂点に立つというドラマティックな結末となりました。
今回もシナリオのないドラマを楽しませてもらいました。
さて嬉しいことにMVPを受賞したチームには2学期の終業式後、
主催の農業クラブから豪華な副賞をいただけるのが長年の慣例。
それもかつては大量の「うまい棒」や
山ほどの生肉と農クならではの、半端ないやり口が話題です。
そんな期待と不安のハンターズの元に届いたのは、たくさんのケーキ。
2人だけの除塩チームに9個ものケーキが渡されたのです。
さすがに全部食べると血糖値が上がりすぎるため、
今回は敵として戦った他の2人のメンバーも召集。
結局、ご覧のように仲良くクリスマスパーティーとなりました。
さらに4名はノンアルコールのシャンパンも1人1本いただいたようで
こちらはお土産として家に持ち帰ってもらいました。
そういえば先週もケーキを食べたばかり。明日から冬休みとなります。
コロナ太りならぬ研究太りにならないよう各自体調管理に気をつけましょう。
今日はクリスマスイブ。今週は暖かく降った雪も溶けてきました。
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