花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

チャレンジャーはジェネラリスト

2020年12月30日 | 研究
何度もハンターズを取材してくださる地元の記者さんたちですが
最近、あることに気づき始めてきました。
それはハンターズがビッグタイトルを受賞し続けていること。
このところ、その秘密を探ろうという深掘りした取材依頼が増えてきました。
もちろん一人一研究、恵まれた研究環境、ユニークなテーマなど理由はたくさんあります。
その理由の中にフローラもハンターズも決してその道の専門家であるスペシャリストではなく
多様な専門性を持ち合わせるジェネラリストであることも要因にあげられます。
なぜなら多くの研究班は果樹、野菜、草花、食品加工などのスペシャリスト。
それに比べハンターズは環境という非常に曖昧なカテゴリーの中で生きています。
自然環境、栽培や飼育環境、生活環境など私たちの暮らしはすべて環境の中。
したがって自由なテーマにチャレンジでき、その都度新しい知識や技術を学んできました。
この経験がフローラやハンターズの財産。別の世界のいろいろな知恵を組み合わせたり
視点を変えることで柔軟にたくさんの研究にアプローチできるのです。
これは先日、ハンターズがいただいたボランティアの賞状。
ボランティア活動をしている全国の高校の中から、
北海道東北ブロックのたった3組に選ばれました。これも多様性のなせる技。
年間に開発する技術やアイデアは少ないのですが、農業経営に活かすのか、
環境保全に活かすのか、はたまた新ビジネス開発、SDGsやボランティアに貢献など
切り口を変えることでいろいろな提案や活動ができるのです。
さらにフローラもハンターズもそんなジェネラリストの要素をもちながら
自分たちは勉強不足なうえ、人前では上手に話すことすらできないという弱点を知っています。
この欠点を改善するには人の意見に耳を傾け、
さらに人前で自分の意見を話すなどの経験を積むしかありません。
すぐ自転車に乗れる人もいますが、中には習得するまで時間がかかる人もいます。
でも繰り返しチャレンジすることで、ゆっくりではありますが確実に身についてきます。
フローラやハンターズがたくさん受賞しているのは、このチャレンジの結果いただいたもの。
結果に繋がらないチャレンジは無数。しかしこのチャレンジは環境班の勲章です。
己の弱点を克服するために真摯にチャレンジし続けること。
そしてユニフォームを作ったり先生を巻き込んで練習したりと
その過程をみんなで楽しむこと。
おそらくこんな文化がチームの強さではないでしょうか。
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暖かな朝

2020年12月30日 | 学校
今朝起きると、なんとなく暖かく感じます。
実際、気温も先日までとは1度ぐらいですが違うようです。
理由はすぐ想像できました。それは雪。
確かめるために外に出ると案の定、真っ白な世界です。
どうやら夜から雪が降ったようです。
このところ日本海側は大変な積雪量だとニュースになっていますが
名農のある南部町は太平洋側。したがって大雪は滅多に降りません。
今朝の積雪も20cmぐらいだと思われます。
したがって毎日のように除雪する必要はなく楽なのですが
いったん降ってしまうと大変。
除雪体制が豪雪地帯より整っていないのか、予算が少ないのか
なかなか自治体が除雪してくれないのです。
また除雪しても慣れていないので、きれいに雪をかきとれず道路はガタガタ。
気をつけなければ自動車のハンドルがとられてしまいます。
さらに農業高校は大変。農業高校は普通高校よりもキャンパスが広いのですが
校地には自治体の除雪車は当然入ってきません。
そのため大雪の朝は名農生が登校できません。
しかしそんな時は農場の先生方がトラクターやタイヤドーザーを使って
除雪ボランティアをしてくれます。
毎年ながら本当に頭の下がる思いです。
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