花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

明日のお楽しみ!

2022年08月27日 | 研究
朝出発したTEAM JAPANがストックホルムに無事到着。
これはアーランダ空港で手荷物を受け取りを待つメンバーです。
ロンドンは22℃、ストックホルムに着いたときは
すでに真夜中ということもあり気温は15℃程度。
少し肌寒い感じです。ここからはタクシー。
深夜なので電車などもうないからです。
残念ながら美しい水の都ですが、あまりは真っ暗。
すぐ就寝となりましたが
目を覚ましたら果たしてどんな景色が待っているのでしょう。
それは明日のお楽しみです。
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The Last Stand

2022年08月27日 | 研究
倉庫から古い封筒が見つかりました。
開けてみると当時の3年生のTEAM FLORA PHOTONICSが
パシフィコ横浜で行われた日本最大級の園芸イベントで配布したチラシの残部。
おそらく2017年のものだと思います。
2016年に活動を始めたこのチームは男子3名女子2名の5組。
全員が水に関する研究にそれぞれ取り組んでいたため
愛称はTEAM AQUA PHOTONICSでした。
そんな彼らが3年生に進級した時、あるメンバーが担当していた
水質浄化研究を全員でサポートすることになりました。
なぜなら農業クラブ県大会に出場することになったから。
そんなこともあり春休みに2泊3日で横浜に遠征し
ビッグイベントに参加したのです。
このチラシはその時に配ったものでまるで思い出の玉手箱。
BIO-ENGIUNEという名称がとても懐かしく感じます。
とはいってもBIO-ENGINEの研究は、彼らが入学する前から
取り組んできたもの。確かプロジェクトを立ち上げたのは
園芸科学科時代のTEAM FLORA PHOTONICSでした。
おそらく最も継続したプロジェクトではないでしょうか。
水上ガーデニングという水辺の景観を重要視した
園芸科学科草花班時代の研究を引き継ぎ、
水質浄化の方に重きを置いて活動をさらに深めた
環境システム科時代のTEAM FLORA PHOTONICS。
彼らの1年後輩のメンバーは、さらに世界仕様に発展させ
水の国際大会で準グランプリを受賞。そして10年間活動してきた
TEAM FLORA PHOTONICSの活動に幕を下ろしました。
たくさんのメンバーが関わってきた環境研究。
FLORA HUNTERSにとってこれが最初で最後の国際大会となります。
どんな活躍をしているのか先輩たちも陰ながら楽しみにしているようです。
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兄貴に感謝

2022年08月27日 | 生物生産科
名農にはたくさんの研究班があります。
フローラハンターズと名乗っている環境研究班もそのひとつ。
このところ、いろいろメディアに取り上げられていますが、
所詮は農業の王道を行く研究班ではありません。
王道に立つのは何といっても作物生産を担当する研究班なのです。
現在、名農においては野菜班と果樹班の2つ。
名農の看板を背負っているこの研究班は別格な存在です。
さて今から40年ほど前、名農には農業科と園芸科があり、
農業科には水稲と畑作分野を担当する今はなき作物班、
園芸科には果樹班が各学科を代表する研究班として存在していました。
では野菜班はどこの学科に所属していたと思いますか。
実は野菜班だけは農業科と園芸科のどちらの生徒も入ることができたのです。
なぜなら水稲農家でも果樹農家でも、自給用として野菜は栽培しているから。
どちらの学科を学んでいても野菜だけは研究できるようなシステムだったのです。
つまりこの時代、主流である研究班は作物班、野菜班、果樹班の3つでした。
作物班は気象観測研究で農業クラブはもちろん、学生科学賞でも日本一。
また野菜班も毎年のように農業クラブ全国大会に出場。
食用菊研究で日本一を受賞するなど飛ぶ鳥を落とす勢いでした。
最近も野菜班は南部太ねぎの復活の立役者として注目されています。
さらに果樹班はおそらく世界初と思われるドローンでの人工授粉研究で
名農の農業研究ここにありと今も存在感を示しています。
時代の変化により学科が再編成されるたびに、研究班の立ち位置は変化しますが
今も名農の農業研究の主流を歩むのは名門の野菜班と果樹班。
そんな兄貴たちが王道研究に邁進し、名農の農業研究を支えているからこそ
弟分である環境研究班が自由奔放に大暴れできるのです。
ストックホルムに渡ったフローラ。兄貴に感謝しながら大きな目標にトライします。
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