昼から魔改造

なにやらメンバーが集まっています。
実はある女子メンバーが節水農業技術の開発に取り組んでいますが
ポリタンクで自作した栽培装置の隙間から
内部で発生させたミストが漏れ出して困っているのです。
あれこれ対策を考え試していますが、それでも漏れが止まりません。
そこで思い切ってSOS。みんなからアイデアを求めたのです。
そもそもこういうモノづくりが大好きな工業類型のメンバーたち。
いろいろなアイデアを提案しては試作します。
残念ながら失敗すると別のメンバーが違うアイデアで再挑戦。
テレビ番組ではありませんが、まさに「魔改造」を続けています。
その甲斐あって徐々に改善してきましたが、まだ完全にOKではありません。
どうやら試したい次なるアイデアには物品が不足だというので
連休明けまでに調達して、次なる魔改造に挑んでもらうことになりました。
さて今日は5月5日「こどもの日」ですが
FLORA HUNTERSのあるメンバーの水質分析日。
１週間に１回の測定なので仕方がないのです。
でもひとりで取り組むにはちょっと大変。
そこで２人のメンバーが連休中ですが出校して
サポートしてくれることになりました。
困った時はお互い様。チームワークは歴代1位かもしれません。
ところで右側の彼、気がついたら
この日配られたばかりのTシャツをもう着ています。
暑くなってきました。

環境への配慮

FLORA HUNTERSも先輩のTreasure Huntersも
正式名称は名久井農業高校環境研究班といいます。
気候変動に対応する農業技術の開発などに長年取り組んでいるのは
この重い名前を背負っているから。
今年のFLORA HUNTERS AQUAも
さまざまな環境に配慮した農業研究に取り組んでいます。
温室で見つけたこの装置もそんな取り組みのひとつ。
これはコンセントに取り付ける装置で
一定期間の消費電力や、それをもとに二酸化炭素排出量を
測定して記録することができます。
今年のFLORAが取り組んでいるのは主に水耕栽培ですが、
露地栽培と違いポンプやエアレーションなどの
電気で動く装置をたくさん使います。
ということは節電も大きな使命。
省エネ技術でないと環境に優しいとはいえないのです。
連休直前に取り付けられたこの装置。
学校にこないメンバーに代わって休み返上で記録し続けています。