冷やし中華はじめました

4月から不思議な4つの箱作りに明け暮れてきた男子メンバー。
ようやく２個が完成したようです。
完成した箱は見たことない不思議な姿。
山型にすだれが垂れ下がり、まるで夏気分。
「冷やし中華はじめました」の看板でも作っているかのようです。
しかし彼いわく、まだ準備も半分程度しか進んでいないとのこと。
次回は違うタイプも作るのだそうです。
実は彼、途上国の富栄養化した池沼を液肥にしようと企んでいるのです。
最初は過剰に窒素やリン酸が溶け込んでいるなら
そのまま畑に散布したらいいんじゃないかと安易に考えましたが
調べると濃度が薄すぎることが判明。
このままでは大量に運ばなければならず
それは面倒と思った彼は濃縮することにしました。
思いついたのは、かつて西洋や日本でも行われていた塩を作る製法。
すだれや竹の枝に海水を散布し、太陽の熱で水分を蒸発させて
徐々に濃縮していく「いにしえの省エネ工法」です。
実際に行う場合はビニールハウスのような大きなものを作る必要がありますが
とりあえず彼は小さなスケールの模型を作って試し
皆さんに提案しようと考えているのです。
この看板のような装置は蒸発させるためのもの。２種類のタイプを作り
性能を比較しようとしています。実験は馴化温室内。
温室が暑くなるのは6月。それまでに準備したいものです。
あっという間に終わったゴールデンウィーク。明日から活動再開です。

まもなく満開

環境緑化日本一を受賞している名久井農業高校。
県内一小規模な農業高校でありながら
四季折々に見せる美しいキャンパスは自慢のひとつで
「緑心育」という名農のアイデンティティーを示すものです。
そんな名農の春の見所は、きれいな花を咲かせる満開の果樹園と
ツツジに包まれる華やかなキャンパス。
これは正門から校舎に続く坂道を登る途中のツツジですが
ご覧のように咲き始めました。
テーブルサンゴのような独特の剪定と相まって
満開になるとなかなか見応えがあります。
花の中を歩きながら登校できるまでもう少しです。
さて1週間後、地域の皆さんが待ちに待った野菜苗販売が行われます。
この日は毎年たくさんの方々が来校されますが
きっと美しいツツジの花が皆さんを出迎えてくれるでしょう。
ところで予定では今日はFLORAの男子が所属する名農野球部の
春季大会初戦でしたが、昨日の試合が雨で順延。
したがって名農の試合も月曜日になったようです。