花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

やってやろうじゃないか

2023年05月14日 | 研究
これは先日の課題研究。久しぶりにミーティングを行いました。
今までの取り組みを振り返り、今後すべきことを確認し合うためです。
ただ残念ながら2名が公欠。球児である彼らは、
雨で2日も順延になった春季大会に参加しているためです。
本来は全員で確認したかったのですが、こればかりは仕方ありません。
でも大丈夫。今年のメンバーは助け合う2人組のユニットを作っています。
不在でも相棒であるBuddyがカバーする仕組みが機能するからです。
さて彼らが取り組んでいるのが参加申し込み書作り。
今年のメンバーはみんな土や肥料、水、食糧生産、
さらに環境に関する研究に取り組んでいるため
腕試しとして農業系の学会にみんなで参加することにしたのです。
でも驚くことではありません。2年の4月に結成された新チームは、
夏休みに最初の大きなボランティア大会に出場し、
休みに明けにこの学会主催の発表会に出場するというのがルーティーンなのです。
もちろんボランティア大会は予選を通過しなければなりませんし
学会も研究テーマが採択されないと出場できません。
でも宝くじは買わないと当たりません。みんなで挑めば怖くない。
そんなノリで今年も楽しむことにしました。ただ残念なのは学会はオンライン参加。
今年はコロナが落ち着いて現地開催されるのですが、運が悪いことに会場は四国です。
7人も四国に行けるお金なんかないので我慢することにしました。
最後に全員で職員玄関前の盾や賞状などの陳列棚を見学。
その多くが先輩FLORAのものであることを知った彼らはびっくりしています。
中にはこれから参加する予定の大会でいただいたものもあります。
しげしげと眺めた後にいった言葉が「やってやろうじゃないか!」。
先輩の偉業に萎縮するどころかモチベーションがグッと上がったようです。
目標を持つと人は強くなれます。
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昆虫が救うかも

2023年05月14日 | 学校
名久井農業高校名物の野菜苗販売も先日無事終了。
2日間で千数百名ものお客様が本校を訪れたそうです。
ありがとうございます。さてここは名農第2農場の温室群。
中でも一番古いのがこの見るからに頑丈でヘビーな温室です。
かつて熱帯植物園としてバナナや洋ランなどが栽培されていました。
しかし石油の高騰、さらに生産を伴わない施設であることから
もったいないのですが現在は使われていません。
昔、授業で名農生から活用のアイデアを募集したところ、
サクランボなどを植えて観光果樹園にするとか
昆虫の幼虫を育て、カブトムシが採れたり
蝶が舞う温室にしてはどうかという提案がありました。
今なら昆虫食の飼育場にするというアイデアが出るかもしれません。
なかなか利益を得るのは難しいのですが、
やろうと思えばいずれもできそうなものばかりです。
そういえば水族館はあっても動物園らしき施設がない青森県。
そのためかつて名農には牛や豚、鶏を見学しようと地域の子供達が訪れ
先生や名農生がよく案内していたものです。
したがって第2農場は高校生以上に園児の声が響いていました。
学科改編で家畜はいなくなりましたが、昆虫でいっぱいにしたら
また元気な子どもたちの声が戻ってくるかもしれません。
農業高校の新しい取り組みとしてどこかの研究班、
課題研究でチャレンジしてみませんか。
野菜苗販売は終わりましたが草花苗販売は継続中。お待ちしています。
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