花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

秘技「目的外使用」

2023年05月28日 | 研究
今年は春休みのうちから気温が高かったので、
温度制御できないガラス温室では作物栽培が難しいと判断したFLORA。
昨年に続き、掟破りの土肥実験室での栽培に踏み切りました。
レタスやスイスチャードなどいろいろ栽培していますが、これはトマト。
先日から栽培が始まった新人です。
もちろん温室なので草丈が大きくならないミニトマトを選択しました。
なかでもこのシュガリーテールという品種は摘心しなくても
1m半を超えたところで伸長が止まり、さらにわき芽をかく必要がないという
FLORAにとっては好都合な特性をもっています。
さてここで注目したいのは茎の誘引。
紐が茎にはめられた白い輪に結ばれています。
この輪はコンピュータなどのケーブルをまとめるグッズ。
柔らかなプラスチック製です。昨年からこの用具を誘引用具に使っていますが
取り外ししやすくて、園芸用品よりも使いやすいかもしれません。
これぞFLORAの秘技「目的外使用」。
皆さんもぜひ試してみてください。
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ようこそ名農へ

2023年05月28日 | 環境システム科
4月に入学した1年生もすっかり学校に慣れてきたようです。
これは環境システム科の1年生の「農業と環境」という授業。
これから始まる農業学習の入門というべき科目で
いろいろな栽培を通して農業の面白さや研究のノウハウを学びます。
ここでしっかり調査方法などを身につけてもらい
2年生から始まるメインイベントの「課題研究」に繋げる重要な科目です。
この手の入門科目は昔からありましたが、環境という言葉がついたことから
単なる栽培飼育ではなく、より環境との関係性も学ぶことになっています。
栽培に及ぼす環境要素は気温や地温、肥料や仕立て方などさまざま。
その地域や栽培する作物に適した項目を取り上げてることが大切です。
この日はみんな楽しそうにジャガイモを植えていました。
これからが楽しみです。さて先日の地元紙に名農の記事がついていました。
それが県外から学びにきている1年生。昨年から名農は全国募集を始めましたが
関東から1名入学してくれました。初めての知らない土地での一人暮らし。
しかし好奇心旺盛で、嬉しいことに研究生にも積極的に応募。
植物研究を始めました。さらに農作業も手伝ったり、農クの大会に
積極的に出場するなど毎日毎日充実した高校生活を送っているようです。
今年も募集する予定。北国青森のフルーツの里を
皆さんの第2の故郷にしてみませんか。心からお待ちしています。
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