花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

FLORAの女子は働き者

2024年08月06日 | 研究
ここは夏休みの土肥実験室。
冷房がなく、風もない実験室で4名のメンバーがパソコンに向かっています。
奥のテーブルの男女2人組は、ご存知TEAM JAPAN。
彼らが取り組んでいるのは、想定質問の回答作りです。
英文の暗記には手こずった2人ですが、質疑に対しては無難にこなします。
また今までの先輩は、回答する分野を大雑把に分けていましたが
今年の2人は分担はしないとのこと。
1人が答えたらもう1人が追加でさらに畳み掛けるように答える作戦のようです。
でも本番、緊張のあまりお互い見合って回答しなかったら大変。
本番を想定した練習が必要です。
ボランティアアワードに参加したいけれど参加できなかった2人。
みんながいない2日間、どんな練習をするかにかかっています。
さて手前の2人は3年生と2年生の女子メンバー。
実はある国立大学主催のコンクールでグランプリを受賞したのです。
残念ながら表彰式にはスケジュールの関係もあり行けないのですが
オンラインで参加することになりました。
その際、なんとグランプリ、準グランプリを受賞した学校だけが参加する
シンポジウムがあり、こちらにも登場することになったのです。
先日、質問事項などが送られてきました。
そこで2人は体験入学の合間を見つけては、回答作りに励んでいるというわけです。
FLORAは総勢10名。そのうち女子は3名。
土肥実験室には貴重な女子メンバーが全員集合。みんな働き者です。
今日はボランティアアワードの初日。みんな朝5時起きして東京に向かいます。
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Raspberry Pi

2024年08月06日 | 生物生産科
生物生産科といえは名久井農業高校の野菜と果樹学習を一手に引き受ける学科。
かつて名農には水稲と畑作を学ぶ農業科と
果樹と野菜を学ぶ園芸科という2大勢力がありました。
しかし水田がなくなってしまったことから、農業科の学習分野が大幅に縮小。
したがってこの生物生産科は、当時の園芸科と水筒を除いた農業科の学習を
ほぼ受け継いだ学科になっています。
かつての園芸科と違うところが食品製造分野の導入。
名農には立派な食品加工の施設がありますが、
ここを使って次々と新しい加工品を試作販売しているのです。
これはジャム。それもイチゴではなく南部町名産のサクランボです。
酸味が強いのでアイスクリームやヨーグルトにトッピングすると
美味しいとのことです。昔、TEAM FLORA PHOTONICSは
摘果リンゴのアップルピューレを開発し、大会に出場しました。
豊富なポリフェノールと酸味がとても美味しく、
FLORAは放課後に調理室に集まり、摘果リンゴ丸ごとアップルパイを作ったものです。
このジャムもパイにしたらどうでしょう。美味しいチェリーパイになるはずです。
ところで昔、京都大学で開催された科学コンテストに出場した際、
「ラズベリーパイ」を使って装置を作ったという高校や大学がよくありました。
工学系の発表なのに、どうして食べ物が出てくるんだろうと
最初はトンチンカンでしたが、調べてみるとイギリス製の教育用コンピュータの名前でした。
1〜2万円から購入でき、いろいろプログラミングできるので使われていたんですね。
また表記はPieではなくPi。その世界では常識らしいのですが、
畑違いのFLORAはまったく知りませんでした。逆を考えるとFLORAが常識としている
栽培知識は他分野の方はわかりません。いかにわかりやすく伝えるかが大切です。
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