花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

砂漠に降る雪!

2025年02月12日 | 環境システム科
これは2年生とJr.が実験しているラッキョウ栽培。
昨年の秋に植え付けて、屋外に放置しています。
ラッキョウはニンニクと同じで越冬し、
翌年の初夏に収穫される作物なので問題ないのです。
面白いのは右よりも左の方が葉が多く茂っているところ。
2つの違いは土壌だけです。
なんと左はナミビア砂漠の砂。赤い砂丘の砂です。
現在、世界は建築用の砂の争奪戦が繰り広げられています。
しかし砂漠の砂はたくさんあるのに利用されていません。
理由はあまりに微細だから。もったいない話です。
そこで先輩FLORAの男子が昨年ナガイモ栽培に使ってみたのです。
砂丘ナガイモがあるようにきっとよく育つと思ったからですが、失敗。
水を含んだ砂はあまりに微細なので粘土状に変化。肥大しませんでした。
後輩たちがラッキョウを選んだのは粘土質でも育つから。
今のところ、期待通り腐葉土よりも成長が旺盛でよく育っています。
現在、南部町には雪が時折降りますが、
このようにナミブ砂漠の砂にも雪が積もっています。
でも調べてみると砂漠に雪は確かに珍しいのですが
降らないことはないようで、数年に1度はサハラで雪が降るそうです。
もう少しで春になります。収穫が楽しみなJr.たちです。

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