天声人語

天声人語をまとめた本です！
天声人語はご存知の通り、
朝日新聞のに掲載されているコラムですが
その時々の世評を面白おかしく紹介するので
ファンがとても多いことで有名です。
さらに大学入試の論文などによく引用されることから
学校の図書館でも時々お目にかかることがあります。
さてここにあるのは2010年7月から12月までの
記事をまとめたもので、チームが所蔵しています。
というのはこの天声人語になんと
チームが紹介されているのです。
とはいってもチームフローラフォトニクスではなく
2009年に同時に結成されたアップルガールズ。
それではのぞいてみましょう。

ポスター発表の秋

秋になりました！
収穫の秋、食欲の秋、読書の秋など
秋はさまざまな楽しみがありますが
チームフローラフォトニクスにとってはポスター発表の季節。
なぜなら全国各地で学会が開催されるからです。
夏もありますが、学会は秋と春が多いもの。
そして多くの学会で高校生の発表の場を用意しています。
主としてSSHの発表の場ですが
チームは9年前から学会の発表に参加しています。
最初の頃はどこにいっても農業高校の姿はなく
とても珍しがられたのですが
最近はSSHの指定を受けている農業高校も多くなり
いろいろな場所でお目にかかるようになりました。
さて集まっているのはチームの2年生と１年生のJr.。
今月下旬にあるポスター発表の練習を始めたようです。
いつも指導するのは3年生ですが、まだ進路が決まっていません。
したがって昨年のJr.時代に発表を経験した2年3人が
今年のJr.と初めて参加する2年生にノウハウを伝授しています。
最もモチベーションが高くなるシチュエーションのひとつが
今の自分にすぐ役立つ学習内容を提示されたとき。
発表を数日後に控えた彼らは
すべて吸収しようとどん欲になっています。

ピーチジャム！

名久井農業高校の生物生産科には
食品加工を学ぶ類型（コース）があります！
パン、ジュースなどいろいろな加工品を作りますが
なかでもジャムは人気です。
名久井農業高校の文化祭である名農祭では
リンゴ、桃などいろいろなジャムが並びます。
また鶏味噌やこうじなんばんなどご飯のおとももひっぱりだこ。
さらにはPTAで作る幻の「焼き肉のタレ」は数量限定のため
並んで購入する姿が毎年見られます。
まるでiPhoneXのようです。
2017年、今年の名農祭は10月の28日29日。
加工品をお求めの方はお早めにご来校ください。
さて明日から名農は中間考査。
名農生にとってはこちらもビッグイベントです。

強い光は苦手!

こちらは2年生の女子が育てているサトイモ。
もちろんLEDを照射して観察するという
フォトニクスの流儀は忘れていません。
サトイモの可食部は根ではなく塊茎とい根のかたまり。
したがって光になんらかの反応をするのはないかという
好奇心から照射をしたようです。
収穫ま1ヶ月先ですが、茎に変化が出ています。
というのは青色光を照射したサトイモの茎が
赤黒くなってきたのです。
普通に育てたものは緑のままなので
あきらかに光に対する反応だと思われます。
思った以上に光に敏感な植物です。
一般に考えるとこのような色素は
強い光から植物が身を守るために合成する植物色素。
つまりポリフェノールだと想像されます。
そこでちょっと調べてみるとサトイモは半陰性植物。
ということは半日陰が好きなサトイモにとって
LEDの光は強すぎたのかもしれません。
生物の多様性を感じる2年生です。

ヒントは秋の七草

この赤紫の花はなんでしょう？
ヒントは秋の七草のひとつ。
答えはマメ科の低木である「萩」です。
ちょうど秋彼岸に咲いていましたが
この時期にご先祖様にお供えするお団子を
「おはぎ」というのはこの花の咲く時期に作るからです。
逆に春彼岸は牡丹の花にちなんで
「ぼたもち」というのはよく知られたな話です。
さてこのように萩を見て食べ物を思い出す人は多いと思いますが
花札にも登場しているのをご存知ですか？
「月に雁」、「菊に酒盃」、「紅葉に鹿」などが有名ですが
では萩との組み合わせは何だと思いますか。
こちらの答えは「萩に猪」。
諸説ありますが萩も猪も縁起の良いものとされてきました。
しかし萩は優しく、猪は勇ましいもの。
縁起の良い組み合わせでありながら正反対の静と動を並べる。
このギャップが日本人の心に響くのだと思います。
みなさんが思い浮かべる萩はなんですか。