花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

縁起物ですが・・・

2018年04月28日 | 学校
チームが育てているクリスマスローズ。
近年、花が散らないことから
受験生の縁起物として話題となっています。
とはいっても花のように見えるのは花弁ではなくがく片。
確かにがくは散りません。
では花弁はどこにあるのでしょうか。
この写真に写っているのでよくご覧下さい。
中央にあるのは雌しべと雄しべ。
これはわかると思います。
注目したいのはこの雌しべ雄しべを取り囲むように
周囲についている小さな器官。
少し緑色しているのでわかると思います。
これが花弁なのです。
その証拠は次の写真で分かります。
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マイクロピペット

2018年04月27日 | 研究
チームのメンバーが分析をしています。
ちょっと覗いてみると机の上に何やら面白い水色の器具が載っています。
これはマイクロピペットとそのチップです。
マイクロピペットは液体をとるものですが
決められた量だけ正確にとることができ
さらにその量も自分で設定することができる優れものです。
一般にピペットの先端につけるチップは使い捨てですが
チームはなぜか回収洗浄して再利用しています。
なぜなら彼らが取り扱っているのは微生物ではなく水。
したがってそこまで神経質になることはありません。
チームフローラフォトニクスは植物研究グループですが
まるで製薬会社か化粧品開発部のような分析作業をしています。
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モニタリング

2018年04月27日 | 研究
水質浄化研究に取り組んでいるFLORA10。
いろいろな測定機器を活用していますが
この装置もそのひとつ。
水中の酸素濃度を測定する溶存酸素計(DOメーター)です。
チームは浄化手段として微生物を活用しています。
その微生物は活動に酸素を使う好気性細菌。
したがってどんどん活動すると酸素が減少することが予想されます。
また藻類が発生してしまうと逆に酸素が増えてしまいます。
いずれにしても良くないのでこの装置で
毎週モニタリングしています。
先日、この装置を探していたら
環境システム科の備品の中から2台も出てきました。
いずれも10万円以上する高価な機器。
大切に使わせてもらいます。
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名農ポスターセッションチーム

2018年04月26日 | 学校
先日、農業クラブ主催のポスターセッションが開催されました。
この大会は3年生が1年生と保護者を対象に日頃の研究成果を発表するもので
今年もこのとおりの大盛況となりました。
これは単に1年生に研究を紹介するだけではなく
聴衆側の1年生と保護者が気に入った内容のポスターに投票し
No.1ポスターを決める大会にもなっています。
したがって3年生も1年生に理解してもらおうと
分かりやすい説明に努めています。
近年、青森県のほとんどの農業高校で取り入れられている
ポスターセッションですが、その火付け役となったのが名農です。
2009年に結成したチームフローラフォトニクスが秋に
初めて植物学会に参加したのをきっかけとして
多くの名農の仲間とともに農芸化学会、畜産学会、進化学会などに
参加するようになりました。
現在も名農では学会主催のポスターセッションに参加していますが、
参加スタイルは各研究班の都合もあってバラバラ。
しかし当時はいくつかの研究班が合同でチーム名農を作り参加していました。
合同練習を行えるのでお互い刺激しあえること、
参加者が多いので団券が使え経費も抑えられること、
そしてなによりも人数が多いのでわいわいがやがや楽しめるのが最大の利点。
今年はフローラ最後の年。いろいろな研究班に声をかけて
懐かしのチーム名農で参加したいものです。
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花の香りを楽しむ

2018年04月26日 | 学校
この花は沈丁花(じんちょうげ)。
この花が咲くと辺りがほんのりと香るのですぐわかります。
それだけ香りの強い花なのです。
このように良い香りを放つ植物を庭に植えるのは楽しいものです。
沈丁花の他にもキンモクセイやジャスミンなど
香りの強い花はたくさんあります。
しかしキンモクセイは暖かいところの花で
青森県でも育ちますが、露地植えでは寒さのため
あまり花をつけてくれません。
またジャスミンは耐寒性のあるものもありますが
こちらでは鉢植えがほとんど。
露地ではあまりさいばいすることはありません。
しかしバラは寒さにも強い芳香をもつ品種もたくさんあります。
現在、バラジャムにもできる香りの強い品種が販売されているので
挑戦してみてはいかがでしょうか。

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