花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

20本の缶詰

2020年02月27日 | 研究
昨年から土の研究を行なっているハンターズ。
先週と先々週に長時間の新たな実験を行いました。
しかし実際のところ、これは本格的な実験をするための準備。
彼らが3時間半かけて、それも2回行なった作業の後には
次の実験に用いるたくさんのサンプルができていました。
その数、20本。まるでジュースの空き缶に土を詰めているような作業ですが
これを一手に担当したのがハンターズの紅一点。
立ちっぱなしに近い作業でしたが、頑張って取り組んでくれました。
この他にもメンバーの中にはアーチェリーの県チャンピオンもいます。
気持ちとしては、彼のために部活動に専念してもらいたいのですが
なにせ後輩のいないたった5名のハンターズ。
一人抜けると1時間は作業時間が増えてしまいます。
そんなことからみんなできる限り、協力しあって取り組んでいます。
フローラをお手本に一人一研究で取り組んだハンターズ。
フローラの失敗研究に再び挑みましたが、結局のところほぼ全敗。
やはり魔物が住んでいました。
唯一成功したのがみんなで協力して行なった土の研究。
これはフローラの失敗研究ではなく、ハンターズのオリジナルです。
やっぱり一から自分たちでやらないと女神フローラは微笑まないのかもしれません。
たったひとつの成功研究。
それだけに、みんなで大切に取り組んでいます。
コメント

角印と丸印

2020年02月26日 | 研究
今月上旬にいただいた環境系発表会の賞状です。
新聞取材に応えるため用意しましたが
よく見るとこの賞状の印はよくある角印ではなく丸印です。
中の文字もアルファベットで書かれています。
これは国連大学の研究所からいただいた賞状。
珍しい丸印に思わず目がいってしまいますが、
国連だから日本語の印はないのかもしれません。
さて日本の会社にも角印と丸印の二つがあるのをご存知ですか?
どちらも社判と呼ぶようですが、一般に見るのは角印です。
調べて見ると角印は、自分たちの会社で発行したことを伝えるもので
家庭からいえば認印のようなものだそうです。
ところが丸印は違います。重要書類に対して
会社の重役さんが押すのだそうです。
こちらは家庭に置き換えれば実印です。
丸印がついた会社の書類を私たちがあまり目にしないのは
そんな理由があるのかもしれません。
もちろん、この国連の賞状はそれとは違うと思いますが・・・。
名農は現在、学年末考査の真っ最中。テストは明日まで続きます。
コメント

ハンターズ事務所は大忙し

2020年02月26日 | 研究
今月上旬に東京の環境系発表会に出場したハンターズ。
初出場で全国3位とはなかなかの成果です。
すると、どこから情報を得たのか地元の新聞社から取材依頼がありました。
ところが現在、ハンターズは新しい実験に入っているためハードスケジュール。
放課後といってもなかなか全員集まることができません。
とはいっても主役のハンターズが揃わなければ取材が進まないため
なんとか調整して、先週の放課後に集まることができました。
まるで売れっ子タレントを抱えている芸能事務所のようです。
全員で新聞用の写真を撮ったら、もちろんインタビューとなりますが
ご覧ください。対応しているのは二人だけです。
残りのメンバーは同じ土肥実験室にいるのですが
別の作業をしています。これは翌日に予定されている実験の準備。
新聞記者さんの取材に全員で対応できない様子からも
いかに忙しいかがわかると思います。
この日は学年末考査4日前。長時間実験は3日前。
現在はテスト週間なので放課後活動が禁じられていますが
こればっかりはどうしようもありません。
先生方の厳しい目、テストへの不安。
いろいろなリスクを背負って頑張っているハンターズです。
コメント

フィニッシュの仕方

2020年02月25日 | 環境システム科
京都大学の指導を受けながらLED信号機研究を続けている
名久井農業高校環境システム科の研究班「TEAM RED SIGNALS」。
先日、京大から先生が来校され、いろいろ指導してくださいました。
現在、最終段階に入っていて試作品も完成しています。
ところが今年の青森県は暖冬で雪がなく
実証試験が思うようにできないでいるのです。
したがってこの日は、どのようにして観察、データ取得をすれば良いかなどを
いろいろとディスカッションしていたようです。
来月も来校され、指導をしていただくようですが、
この研究もそろそろ終止符を打つ頃。
雪が降って、きちんと対応できるところを
広く皆さんに公開してフィニッシュしたい。
先生方もメンバーもみんな同じ気持ちですが、
こればっかりは思うように行きません。
この暖冬の中、どのようにフィニッシュしたらみんな笑顔で終われるか。
もしかしたらこれが今一番の課題なのかもしれません。
コメント

雪灯籠

2020年02月25日 | 学校
先日、正門から校舎に続く坂道をのぼっていると
こんな可愛らしい雪灯籠を発見しました。
大きさは大小少しばらつきがありますが
見事に等間隔で並んでおり、思わず目が行きます。
作ったのは園芸科学科の生徒たちでしょうか。
雪国ならではの造園技術なのかと感心していましたが
ちょっと疑問も湧いてきました。
まもなくテストだというのに、雪遊びとはいいませんが
こんな装飾実習などするのでしょうか。
また灯籠をよく見ると、極めて自然な形。
人の手によって作られたような形跡が見られません。
それもこのコーナーだけに設置されています。
ということはこの雪灯籠、トラクターで除雪した際に
道路脇に残していった雪の残骸ではないでしょうか。
一見すると名農生が作ったように見える可愛らしい雪灯籠。
偶然が作った芸術かもしれません。
コメント