シマ唄の人気曲に『かんつめ節』という唄がある。昔々“かんつめ”という名の美人で唄の巧い娘がいたそうだ。ところがこのかんつめ、19才の時に家が貧しいためある豪農に売られた。
昔の奄美ではヤンチュという奴隷制度があり、牛馬並みにコキ使われたという。
美人が故、主人の奥方どころかヤンチュ仲間にまで妬まれ、非道いイジメも受けたという。唄の巧い青年との深夜の逢瀬がバレた事も余計にイジメられる原因となったよ . . . 本文を読む
奄美に『まんこい』という名曲がある。カサン唄の名手・築地俊造さんが民謡日本一に輝いた時に唄われた名曲だ。
ところが筑地さんの唄う『まんこい』と我が師匠の唄う『まんこい』はかなり違う。
全く別の唄に聞こえる。
これは単に奄美北部と南部の違いではないらしい....。
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朝の散歩でよく通る場所がある。都内の高級住宅地に佇む豪邸。某Vシネマ俳優T.R宅だ。
玄関前にはデカイ跳ね馬の像があり、その横には高級車が2台並んでいる。
Vシネマって儲かるんだな~.... . . . 本文を読む
チャンプルーフェスタの時、出番を待っているとウチナンチュのマーキーさんに声をかけられた。
「俺は奄美のシマ唄が大好きなんだよ。何でかっていうと、奄美は鹿児島じゃなくて沖縄なんだよ。だから方言が似ているんだよ。」
同感だ。
シマ唄や歴史に精通しているマーキーさんのアツいトークはしばらく続いた。
私と奈良氏はフムフムとうなずいてばかり。
因みにチャンプルーフェスタのパンフを見て知ったのだが、中野 . . . 本文を読む
昨日は“中野チャンプルーフェスタ”出演のため、一年ぶりに中野へ降り立った。余裕を持って出番の時間よりも2時間早く到着。さっそく知り合いを探すが誰もいないのでお茶を飲みながら暫し沖縄民謡を鑑賞。お客さんは昨年よりもかなり多い。
それにしても蒸し暑い。最近、東京の暑さは尋常ではない。この日のために購入した涼しげなシルクのシャツももう汗でベタベタだ。
19:20からの出番は奈良氏との出演なので心配は . . . 本文を読む
ショックだ。何気なくネットでニュースをチェックしていたら嫌なニュースを見てしまった。
『忌野清志郎、ガンを告白。今後のスケジュールはすべてキャンセルに』
忌野清志郎、55歳。喉頭ガンだという。
初めてキヨシローの声を聴いたのは中学生の時。「STEP」という曲だった。ニューミュージックといわれるフォークの延長のような音楽が全盛の時代にキヨシローの衣装と声は新鮮かつ強烈だった。
頑張れキヨシロ . . . 本文を読む
♪走れよ舟ぐゎ 白帆や巻きゃ巻きゃ
(はれよふにぐゎ しりゃふやまきゃまきゃ)
♪戻しなりゅんにゃ 黒潮に乗り出ち
(むどぅしなりゅんにゃ くるしゅにぬりじゃち)
※先週の写真が評判良いので今週も稽古の際に撮ってみました。モデル:奈良大介 . . . 本文を読む
『ババちゃん』といえば私にもババちゃんと呼んでいた人がいた。喜界島出身の亡き祖父(コオル兄さん)の8つ年上のお姉さんで、祖父と同様若いうちに東京に出てきて当時の花形職業・バスガイドをしていたという。
私が子供の頃すでにおばあちゃんだったババちゃんはずいぶん前に亡くなったけれど、73歳の年祝いをした事だけは意外と鮮明に覚えている。 . . . 本文を読む
昨夜、三味線教室でメンバーのMさんが新しい奄美のお菓子を持ってきてくれた。
『ババちゃんの店』とシールが貼られている袋の中にはがじゃ豆のような物が入っている。恐らく黒糖でコーティングされた落花生なのだろうが、がじゃ豆とは食感が違う。これはこれでまた美味い。
ところで「ババちゃん」って誰だ? . . . 本文を読む