教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

左利きへの配慮など無用!

2009-08-20 00:00:31 | 経済/経済/社会
「左利きへの配慮など無用!」

・・・と、こんなことを書くと、なんというか昨今では差別思想のように受け取られかねないが、そんなつもりは毛頭ない。
なぜなら、わたし自身が左利きだからである。


とある食堂で箸をわざと左右逆向きにして出す日を設けた。
もちろんお客は使いにくい。
そして文句を言った客には
「左利きのひとは普段こんなに使いにくい苦労をしているのですよ」
と教えてさしあげる。


むかし、朝日新聞にこんな感じの記事がのったことがある。
左利きのわたしはこれに一言申し上げたい。

「俺たちは困ってないから、勝手に可哀想なヤツらにしないでくれ!!」

なぜか朝日新聞はこの手の記事をよくのせるのだ。
まるで、左利きのヤツは障害者か可哀想な人たちとでも言わんばかりである。
我々に対して大変失礼だと思う。



日本国内ではほとんどのモノは右手仕様で作られている。
そのため、左利きだと若干不便なこともある。

しかし!

左利きのヤツらは右手仕様のモノに慣れきっている。
だから特にどうとも思うこともなく右手と左手を臨機応変に使い分け、不自由なく生活しているのだ。

それをわたしの例でいくつか記したい。



日本語の文字は右手仕様で作られている。
右手で書くほうが良い。
だからわたしは右手で書くように直した。

逆に箸は左右どちらで使っても不自由しない。
だから箸は左手で使っている。

これは受験生のときは大変重宝した。
右手でシャーペンを握って字を書きつつ、左手で箸をもって同時に飯も食う。
右手しか使えないひとにとっては曲芸にちかい芸当ではなかろうか。

そもそも左利きは右手を使うのに慣れているから、箸を利き手と反対側で持てといわれても案外すぐに慣れるだろう。



マウスのボタンは右手仕様で作られている。
右手で使ったほうがやや使いやすい。
だからわたしも最初は右手で使っていた。

ところが、とある事情(※1)で両手でマウスを使えるようになっていた。
そうなると、マウスを左で握りつつ、テンキーを右手で入力しつつ、持ち変えることなしに作業を続けられる。
(ちなみにテンキーのほうがより左手で使いにくい仕様になっているので、両手を使うならマウスが左のほうが良い。両方試してみてそう思った。)

ふだんはマウスを右で使っているが、テンキー入力の多いソフトを使うときにはマウスを左に持ち変える。
そうすると劇的に作業スピードがアップする。
わたし自身は何とも思わないのだが、はたから見ていると目にも留まらぬ速さで数字を入力しているように見えるらしい。

今ではテンキー触るのにわざわざマウスから手を離すほうがめんどくさいと思うに至る。



さいきんは絶滅しかかっているが、水道の蛇口は右手で締めるほうに回しやすいようになっている。
だから右手でしか使わないと開けるときに回しにくい。

わたしの場合は開けるときは左手で回し、締めるときは右手で回している。
いつのまにか気がついたらそうしていた。



まあ、ゴルフのような左利き用品が壊滅的に少ないスポーツはかなり不利だ。
しかし実態は臨機応変にこなしているケースがほとんどであり、右利き仕様になっていて困るようなことは極めて稀だ。
むしろ右利きの人が左手を使う感覚で左利きの人をイメージしてもらっては困るのだ。
右利きと左利きのどちらが便利というのもなく、どちらかというと左利きのほうが若干有利なんじゃあるまいかと思うほどである。

だから朝日新聞のように、左利きのヤツを障害者や可哀想な人たちのように扱うのはやめましょう。
ほっとけばいいのよ、ほっとけば。



【※1 両手マウス事情】
↓こちら参照
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090207