教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

デススマイルズ と 撃ち返し弾の美しさ

2009-12-17 00:01:57 | シューティング
ちょい前に書いたように、さいきん近くのゲーセンに置いてあるのを見つけたデススマイルズというシューティングをやっている。
もうわりと慣れてきたので、一番カンタンなルートなら余裕で1コインクリアできるようになった。

しかし!

このデススマイルズ、1コインクリアできるようになった後のほうが実はおもしろい事に最近気がついた。



まずこのシューティングのシステムを簡単に説明しよう。

前半6ステージ+後半1or2ステージの構成になっている。
前半6ステージでは難易度を選択でき、ステージごとにレベル1, 2, 3のどれかから選択する。
ただしレベル1, 2は2回づつしか選択できない。
つまるところ、前半6ステージをカンタンな順にクリアしようとすると、レベル1,1,2,2,3,3の順番にすれば良い。

だんだん慣れてくるとレベル1では歯ごたえが無さすぎると感じるようになる。
そうすれば最初っからレベル3だけを選択することができる。

さらに。
レベル3を4回選択すると、それより後のステージでは敵が撃ち返し弾を吐き出すようになる。
それ以降のステージでは難易度が激増するのだ。



Wikipediaを参照すると、撃ち返し弾とは

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%92%83%E3%81%A1%E8%BF%94%E3%81%97
> 撃ち返し (うちかえし)とは、コンピュータゲーム、特にシューティングゲームにおいて敵キャラクターを破壊した際に、そのキャラクターが敵弾に変化することである。また、この「撃ち返し」によって発生した弾を「撃ち返し弾」と言う。

と書かれている。

わたしはシューティングが大好きだ。
しかしながら、撃ち返し弾のあつかいにだけはかなり否定的に見ている。

なぜなら!

撃ち返し弾というのは、安易に難易度を上げるための、だれでも設計できる安直すぎる解決策でしかないからだ。

実際、オマケ的な要素の濃い2周目において、撃ち返し弾を追加することにより難易度を上げるという方策を非常によく見る。
単に撃ち返し弾によって弾が増えたシューティングというのは、弾幕の密度のバランスが悪いというか、弾がてんでバラバラに飛んできて美しくないというか、何というかイマイチ弾避けが楽しくない。
それに、おのれの集中力と反射神経によって弾幕をくぐり抜けるその快感よりも、どちらかというと戦略を立てて撃ち返し弾をバラまかせるのに都合のいい方向を憶えて対処するみたいな暗記ゲー的な要素も強くなってくる。

だから撃ち返し弾ばかり使うシューティングは好きにはなれなかった。

先に書いたように、デススマイルズも条件次第では撃ち返し弾が発生する。
最初に見たときにはガッカリしかけた。



しかし!

デススマイルズはおもしろい。
デススマイルズの撃ち返し弾は美しい。
こんな心躍らされる撃ち返し弾ははじめて見たといっても過言ではない。

デススマイルズでの撃ち返し弾の発生方法は、敵を破壊したときに弾に変わるという点においてセオリーどおりになっている。
しかし、撃ち返し弾の対処方法が全く異なる。

ショット押しっぱなしにした時だけオプションが撃ち返し弾を消滅させる能力を備えている。
したがって、必ずしも撃ち返し弾を避けて逃げるだけが対処ではない。

いやむしろ、避けて逃げるだけでは到底逃げ切れない。
後半ステージにもなると、背景が埋まって見えないほどの異常に濃い撃ち返し弾が降り注ぐ。
それは逃げるだけではダメなのだ。

プレーヤーは砂をバラまかれたかのような異常な密度の撃ち返し弾に対してオプションを向ける。
そうするとオプションが触れた弾だけ消滅する。
プレーヤーはオプションが空けてくれた針の穴ほどのスキマを縫うようにして避けていく。



これは新しい!

絶対に避けられない弾幕が降り注ぎ、その弾幕を自分で掘って避け道をつくるのだ。
実際やってみるとよくわかるが、これをやっていると死と隣りあわせでグリグリ避けている感じがして実に楽しい。

撃ち返し弾が出てくるのを初めて見てガッカリしそうになったのは杞憂に終わった。
いやむしろ、デススマイルズの本領はこの撃ち返し弾を避けることにあるとすら思う。

腕に覚えのある者は挑戦してみてはいかがだろうか。
きっとあなたもわたしと同じように
「この撃ち返し弾を避ける美しさは他の何にも変えがたいものがある」
と感じる事だと思う。



追伸:

現在のところ、前半6ステージ全部レベル3かつ後半1ステージという条件では1コインクリア達成することができた。
ついに全てレベル3かつ後半2ステージの最難関条件へと挑戦するときが来たようだ。

いつかは最難関クリアできることを祈って。