みなさん。
なんでもいいから将棋マンガを1つくらい読んだことはあるだろうか。
ほとんどの作品では盤面全体が描かれることはない。
なぜか。
それは、将棋のトップクラスの実力を持つ人に見られても恥ずかしくないレベルの棋譜なんてのを一介のマンガ家が描くのは少々ムリがあるからだ。
これはしかたがない。
将棋マンガを描こうというくらいなのだから、少なくとも描き手の側に有段者クラスがいるのは間違いなかろう。
しかし将棋の世界にはプロがある。
アマ初段ではアマ四段に歯が立たないし、アマ四段の人では(プロ側の)奨励会から落ちぶれてアマ化した人にすら全く勝てないし、その奨励会すらまだプロではなく、そしてプロの中でも新人四段とトップクラスでは開きがある。
だから将棋マンガで盤面全体を見せろというのはムリがありすぎる。
そもそも将棋マンガは将棋を楽しむものではなく、将棋で戦う人たちの人間ドラマを楽しむものだ。
わたしはこの命題をあきらめていた。
将棋にかぎる話ではない。
静止画で全貌を理解できるパズル的な要素のあるもの全てにおいて、パズルそのものとマンガ自体の両方を同時に楽しむことは不可能だと思っていた。
しかし!
この命題はついにひっくり返る時がきた。
将棋ではなかったが、ぷよぷよでひっくり返った。
それが「ぷよm@s」である。
> ぷよm@s
> アイドルたちがひたすら初代ぷよをやり続ける物語。
http://www.nicovideo.jp/mylist/10641358
これはおもしろい。
作者の力量は相当なものがある。
作者側で収録した超絶ハイレベルなぷよ対戦をノベマスに転用して作っている。
それは後半戦ならばノベマスは無しで対戦リプレイだけだったとしても十分に楽しめるほどレベルが高いものなのだ。
わたしもぷよぷよは大好きだ。
大学時代にはよく徹夜で400戦198勝202敗とかよくやったものだった。
それだけぷよぷよをやっていれば牌ぷよはおのずと見えるようになる。
このノベマスを見ていると
「見える! わたしにもぷよが見えるぞ!」
と言いたくなるほどぷよが見える。
どこが起爆点で何連鎖になりだいたいどれくらいおじゃまぷよができるか、それをアイドルたちのぷよ対戦を見ながらリアルタイムに思い描くことができる。
しかし、それは中盤までだった。
後半戦はレベルが高い。
なぜそこに置くのかをぱっと見では理解できず、後に出てくるウンチクを見てはじめて理解できる事もある。
リアルタイムの速度では5連鎖目を見誤ることもあり、連鎖がはじまって始めてそれがつながる事を理解できる事もある。
これはすばらしい。
超絶技巧をもつ達人の戦いを、ノベマス形式の臨場感たっぷりの形で見ることができるのだ。
わたしはこのノベマスを見て、自分のぷよの腕前の自信を完膚なきまでに叩きのめされた。
しかし実に心地が良い。
初代ぷよルールでさえ、まだこんなに天上界は遠かったのだと新たな指標を見せてくれたのだから。
さらに言うと。
このノベマスそのものも出来が良い。
熱くたぎるシナリオは最高だ。
あとで気付いたのだが、このまえシナリオの良さで唸り↓このレビュー記事書いたノベマスと同じ作者だったという。
> こんないい子が地球人のはずない
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20091203
この介党鱈P氏は「プラネット☆ラヴ」のときもそうだったが、二次創作的に拡大解釈した配役が実によくできている。
天才の名をほしいままにする美希。
愚直なまでに自らの生き方を信じる千早。
謀略のかぎりを尽くす知将律子。
旧世界の遺物たる老獪な小鳥。
そしてキチクマコト(笑)。
これこそが二次創作の醍醐味だと言わんばかりの素晴らしい拡大解釈がそこにある。
少々キャラ立ちにかたよりがありすぎなような気もするが、それは第3部以降での大活躍のためにとっておいたのかもしれないので現時点では評価するのは早計だろう。
あなたもぷよが好きなら、そしてアイマスが好きなら「ぷよm@s」を見るといい。
期待した以上のものがそこにあると信じて。
追伸:
このノベマスに限った話ではないのだが・・・
どうもノベマス界での小鳥さんは2X歳でリアルタイム世代だったとすると古すぎて計算が合わないネタが多すぎる。
実は16進数で2X歳なのでは?
(次回は「ぷよm@s」内のルールにおいて一言・・・)
なんでもいいから将棋マンガを1つくらい読んだことはあるだろうか。
ほとんどの作品では盤面全体が描かれることはない。
なぜか。
それは、将棋のトップクラスの実力を持つ人に見られても恥ずかしくないレベルの棋譜なんてのを一介のマンガ家が描くのは少々ムリがあるからだ。
これはしかたがない。
将棋マンガを描こうというくらいなのだから、少なくとも描き手の側に有段者クラスがいるのは間違いなかろう。
しかし将棋の世界にはプロがある。
アマ初段ではアマ四段に歯が立たないし、アマ四段の人では(プロ側の)奨励会から落ちぶれてアマ化した人にすら全く勝てないし、その奨励会すらまだプロではなく、そしてプロの中でも新人四段とトップクラスでは開きがある。
だから将棋マンガで盤面全体を見せろというのはムリがありすぎる。
そもそも将棋マンガは将棋を楽しむものではなく、将棋で戦う人たちの人間ドラマを楽しむものだ。
わたしはこの命題をあきらめていた。
将棋にかぎる話ではない。
静止画で全貌を理解できるパズル的な要素のあるもの全てにおいて、パズルそのものとマンガ自体の両方を同時に楽しむことは不可能だと思っていた。
しかし!
この命題はついにひっくり返る時がきた。
将棋ではなかったが、ぷよぷよでひっくり返った。
それが「ぷよm@s」である。
> ぷよm@s
> アイドルたちがひたすら初代ぷよをやり続ける物語。
http://www.nicovideo.jp/mylist/10641358
これはおもしろい。
作者の力量は相当なものがある。
作者側で収録した超絶ハイレベルなぷよ対戦をノベマスに転用して作っている。
それは後半戦ならばノベマスは無しで対戦リプレイだけだったとしても十分に楽しめるほどレベルが高いものなのだ。
わたしもぷよぷよは大好きだ。
大学時代にはよく徹夜で400戦198勝202敗とかよくやったものだった。
それだけぷよぷよをやっていれば牌ぷよはおのずと見えるようになる。
このノベマスを見ていると
「見える! わたしにもぷよが見えるぞ!」
と言いたくなるほどぷよが見える。
どこが起爆点で何連鎖になりだいたいどれくらいおじゃまぷよができるか、それをアイドルたちのぷよ対戦を見ながらリアルタイムに思い描くことができる。
しかし、それは中盤までだった。
後半戦はレベルが高い。
なぜそこに置くのかをぱっと見では理解できず、後に出てくるウンチクを見てはじめて理解できる事もある。
リアルタイムの速度では5連鎖目を見誤ることもあり、連鎖がはじまって始めてそれがつながる事を理解できる事もある。
これはすばらしい。
超絶技巧をもつ達人の戦いを、ノベマス形式の臨場感たっぷりの形で見ることができるのだ。
わたしはこのノベマスを見て、自分のぷよの腕前の自信を完膚なきまでに叩きのめされた。
しかし実に心地が良い。
初代ぷよルールでさえ、まだこんなに天上界は遠かったのだと新たな指標を見せてくれたのだから。
さらに言うと。
このノベマスそのものも出来が良い。
熱くたぎるシナリオは最高だ。
あとで気付いたのだが、このまえシナリオの良さで唸り↓このレビュー記事書いたノベマスと同じ作者だったという。
> こんないい子が地球人のはずない
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20091203
この介党鱈P氏は「プラネット☆ラヴ」のときもそうだったが、二次創作的に拡大解釈した配役が実によくできている。
天才の名をほしいままにする美希。
愚直なまでに自らの生き方を信じる千早。
謀略のかぎりを尽くす知将律子。
旧世界の遺物たる老獪な小鳥。
そしてキチクマコト(笑)。
これこそが二次創作の醍醐味だと言わんばかりの素晴らしい拡大解釈がそこにある。
少々キャラ立ちにかたよりがありすぎなような気もするが、それは第3部以降での大活躍のためにとっておいたのかもしれないので現時点では評価するのは早計だろう。
あなたもぷよが好きなら、そしてアイマスが好きなら「ぷよm@s」を見るといい。
期待した以上のものがそこにあると信じて。
追伸:
このノベマスに限った話ではないのだが・・・
どうもノベマス界での小鳥さんは2X歳でリアルタイム世代だったとすると古すぎて計算が合わないネタが多すぎる。
実は16進数で2X歳なのでは?
(次回は「ぷよm@s」内のルールにおいて一言・・・)