世界征服を目論む悪の秘密結社。
これはゲームやアニメや特撮の世界では実に良く使われる。
なぜこの秘密結社が悪いことをしているのか。
なぜ世界征服を目論むのか。
なぜそれだけ人やカネを集めることができたのか。
そういう事をマトモに解説した作品は壊滅的に少ない。
この問題について、わたしは1つの仮説を持っている。
それについて記していこう。
聞いた話によると・・・
エステ業界では個人商店のような隠れ家サロンが一定の人気を誇るものらしい。
この隠れ家サロンというものは、(webでの宣伝もふくめて)一般には広告を一切やっておらず、口コミでのみ集客している会員制のサロンらしい。
そういう店にはカリスマ店員とか超絶技巧の職人とかがいるのかと思えば、そんなことはなく、べつにいたってフツーなのだそうな。
なんでこんなもので商売が成り立つのか?
実はこれにはワケがある。
これは、エステのサービスを受けるお客が
「わたしは秘密結社に属していて特別なサービスを受けられる立場にあるのよ」
ということに満足する事でなりたっているのだとか。
実際、
「そちらの会員の○○さんから紹介してもらったのですが、よかったら入会させていただけませんでしょうか?」
みたいに、お客の側がご丁寧にもお願いしにやってくるとう有様である。
きっと店のオーナーの側もそれを良くわかっているだろうから
「ふつうはご遠慮いただいているところですが、今たまたま空きが出たところですから入会されてもかまいませんよ?」
みたいに受け答えしている事だろう。
間違っても
「ようこそお越しくださいました!」
みたいにはしないんじゃないかな。
ここまで見るとエステ業界だけ特別ヘンテコリンな営業をやっているように見える。
しかし世の中にはこれと似たような話は意外に多い。
一番よくあるのはアレだ。
「1万名の中からあなたが特別に選ばれました!」
って書いてあるダイレクトメール。
こういうのをマジメに読んだ試しがないので、いったい何を売りつけようとしているのかまではよく知らん。
実は銀行にもそういう商売がある。
プライベートバンキングがそれだ。
プライベートバンキングは一定金額以上積まないと相手にしてもらえないというしくみになっている。
とはいえ、だからといって一般人オコトワリの特別な金融商品を持ってきてくれるのかというと、必ずしもそうではない。
よく皮肉った言いかたで
「プライベートバンキングとは応接室の豪華さを競う金融商品である」
と言われる有様だ。
ようするに、自分がそこそこ以上のプチお金持ちである事をアピールできて、一般人の入れない奥座敷に通してもらえる事がうれしいからプライベートバンキングを利用するわけだ。
冷静になって検討してみるとわかる。
タダでドリンクが飲める休憩所代わりの場所が使えるとか、ブラックカードをタダで作れるとかという程度のメリットを上回るモノは意外に少ない。
これを世界征服を目論む悪の秘密結社のイデオロギーに適用してみよう。
世界征服を目論む悪の秘密結社の真の目的とは世界征服をすることではないかもしれない。
悪いことをして私利私欲を稼ぐことでもないかもしれない。
実のところ、彼らは秘密結社ゴッコをしているのが楽しくてやっているだけにすぎないのではなかろうか。
だからこそ、正義の味方のヒーローがやってきたら燃える。
自分たちの秘密結社の秘密っぷりが他人に認められたのだ。
こうなったらもう後には引けない。
秘密結社はイヤがおうにでも世界征服を目論みだす。
やや逆説的なところもあるが・・・
正義の味方のヒーローが秘密結社の口走った世界征服をジャマさえしなければ、世界はいたって平穏にすぎていったかもしれないのだ。
これはゲームやアニメや特撮の世界では実に良く使われる。
なぜこの秘密結社が悪いことをしているのか。
なぜ世界征服を目論むのか。
なぜそれだけ人やカネを集めることができたのか。
そういう事をマトモに解説した作品は壊滅的に少ない。
この問題について、わたしは1つの仮説を持っている。
それについて記していこう。
聞いた話によると・・・
エステ業界では個人商店のような隠れ家サロンが一定の人気を誇るものらしい。
この隠れ家サロンというものは、(webでの宣伝もふくめて)一般には広告を一切やっておらず、口コミでのみ集客している会員制のサロンらしい。
そういう店にはカリスマ店員とか超絶技巧の職人とかがいるのかと思えば、そんなことはなく、べつにいたってフツーなのだそうな。
なんでこんなもので商売が成り立つのか?
実はこれにはワケがある。
これは、エステのサービスを受けるお客が
「わたしは秘密結社に属していて特別なサービスを受けられる立場にあるのよ」
ということに満足する事でなりたっているのだとか。
実際、
「そちらの会員の○○さんから紹介してもらったのですが、よかったら入会させていただけませんでしょうか?」
みたいに、お客の側がご丁寧にもお願いしにやってくるとう有様である。
きっと店のオーナーの側もそれを良くわかっているだろうから
「ふつうはご遠慮いただいているところですが、今たまたま空きが出たところですから入会されてもかまいませんよ?」
みたいに受け答えしている事だろう。
間違っても
「ようこそお越しくださいました!」
みたいにはしないんじゃないかな。
ここまで見るとエステ業界だけ特別ヘンテコリンな営業をやっているように見える。
しかし世の中にはこれと似たような話は意外に多い。
一番よくあるのはアレだ。
「1万名の中からあなたが特別に選ばれました!」
って書いてあるダイレクトメール。
こういうのをマジメに読んだ試しがないので、いったい何を売りつけようとしているのかまではよく知らん。
実は銀行にもそういう商売がある。
プライベートバンキングがそれだ。
プライベートバンキングは一定金額以上積まないと相手にしてもらえないというしくみになっている。
とはいえ、だからといって一般人オコトワリの特別な金融商品を持ってきてくれるのかというと、必ずしもそうではない。
よく皮肉った言いかたで
「プライベートバンキングとは応接室の豪華さを競う金融商品である」
と言われる有様だ。
ようするに、自分がそこそこ以上のプチお金持ちである事をアピールできて、一般人の入れない奥座敷に通してもらえる事がうれしいからプライベートバンキングを利用するわけだ。
冷静になって検討してみるとわかる。
タダでドリンクが飲める休憩所代わりの場所が使えるとか、ブラックカードをタダで作れるとかという程度のメリットを上回るモノは意外に少ない。
これを世界征服を目論む悪の秘密結社のイデオロギーに適用してみよう。
世界征服を目論む悪の秘密結社の真の目的とは世界征服をすることではないかもしれない。
悪いことをして私利私欲を稼ぐことでもないかもしれない。
実のところ、彼らは秘密結社ゴッコをしているのが楽しくてやっているだけにすぎないのではなかろうか。
だからこそ、正義の味方のヒーローがやってきたら燃える。
自分たちの秘密結社の秘密っぷりが他人に認められたのだ。
こうなったらもう後には引けない。
秘密結社はイヤがおうにでも世界征服を目論みだす。
やや逆説的なところもあるが・・・
正義の味方のヒーローが秘密結社の口走った世界征服をジャマさえしなければ、世界はいたって平穏にすぎていったかもしれないのだ。