笑顔浴

優しい時間

2009年10月05日 | Weblog
先日、実家の母とお月見会をしました。
「最近なにもやる気がしない」が口癖の母が
珍しく、ちょっとはしゃいでいる様子が嬉しくて。

きれいな十五夜を庭から眺めました。
明るさに驚き、まあるい姿を美しいと感じました。

私の実家にお風呂がなかったので
幼い頃は乳母車に乗って
近所の銭湯にゆくのが楽しみでした。

大きな乳母車で、弟と2人が乗れました。
蒼白い月よりも道路にのびる影が浮かんでくるので
下ばっかり見ていたのかもしれません。
母に抱き上げてもらうときに、石鹸の匂いがしていたのを
さっきふと思い出しました。

いつの間に、長い時間が経過してしまったのでしょう。
私がその頃の祖母の年に近くなっているなんて!
ちょっと、不思議なかんじです。
あの月は、50年経っても全然変わらないんですもの・・・


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一期一振

2009年10月05日 | Weblog
一期一振(いちごひとふり)は、粟田口吉光作の日本刀のことです。

粟田口 吉光(あわたぐち よしみつ)は鎌倉時代中期の刀鍛冶。
正宗と並ぶ名工で作品は短刀ばかり。
太刀はこの1振しか作らなかったので「一期一振」と呼ばれた。

フリー百科事典によれば、
一期一振を朝倉氏が所有していたが滅亡後に毛利氏にわたり、
毛利輝元から豊臣秀吉に献上され、大坂夏の陣で焼けてしまった。
徳川家康は、越前康継に焼けた一期一振を打ち直させ
蘇った一期一振は尾張徳川家で所蔵された。
幕末。文久3年(1863年)、尾張藩主・徳川茂徳より孝明天皇に献上されて
以後、皇室御物となっている。


優れた作品だと、どんな時代でも大切にされ続けるのですね。
料理・建造物・芸術・研究なども、
自分が居なくなった後も作品が残って
「私はこれをやった!」っていう達成感が味わえそう~。

私の仕事は、心理カウンセリングや講師だから
眼に見える形が残りません。
扱う対象も「こころ」という眼に見えないものです。

せめて辛くなったときに思い出してもらえるように
誰かの想いの中で ひっそりと
生き続けられたら幸せだなあ。







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