笑顔浴

優しい時間

しつけ糸

2014年05月21日 | Weblog

 

5月の連休前に、

私のために針仕事をしてくださるというAさんから電話をいただいた。

ちょうど「裾上げ」の必要な衣類がなかったので

たまたま「しみ抜き」をしようと実家から持ち帰った

母のカーディガンのことを相談してみた。

「いいよ、いいよ。持って来て」

に甘えた。

 

「しつけ糸はそのままだから、確認したら抜いてね」

と渡された袋を開けたら、真っ白に輝いてた。

しつけ糸を見たのは、何年ぶりだろう???

否、数十年ぶりではないか。

 

洋服を作る時、しつけ糸は、

準備段階から仮縫いまでその役割を果たすのだが、

仕上った時には、消えている。

針を入れる目印となり、

袖口やダーツなどの部位は、

布と布の重なりを自由さを維持しながら固定する。

会社でいうなら、

現場の細部を知り、次々と指揮を取る

係長の働き方に似てる

 

人の目に触れないところで

今日もしっかり働こうと思う。


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