農家の育てた元気な野菜を買っています。
先日、小松菜の中にモンシロチョウの幼虫がいました。
捨てるわけにもいかず、同居を始めました。
いずれ、ベランダから飛び立つことでしょう。
よく、食べる子で、ウンコをいっぱい出しました。
毎日、新鮮な葉っぱをあげました。
ある日、せわしなく歩き回り
その後、じっと動かなくなりました。
いよいよ、さなぎに~とわくわく待ちました。
変化のない幼虫の身体から、
別の幼虫がでてきて繭をつくりました。
ネットで調べると、畑に居る頃、他の虫のお母さんが
この子の体内に卵を産み付けていたようです。
しばらくして、死にました。
他の虫の子供たちは生まれましたが
私は、喜ぶことができませんでした。
同じように生命を授かったのに
たかだか数日、お世話した命の方が尊く感じました。
生物界の手順に従っただけなのに
ひどいことをする!と感じたのは、私の勝手なえこひいきです。
こんな私ですから
まだ逢ったことのない人に、知人が傷つけられたら
問答無用で、腹をたてることでしょう。
憎しみを産むエネルギーが、愛着だとわかっていても
自分の感情を整えることは困難です。
急に話が大きくなって恥ずかしいのですが
かつてないほど、欧州でも アジアでも 中東でも
今、世界のあちこちで、市民が争っていて 驚いているのです。
解説員のお話を聞いても、実はよく理解できません。
私が、そこに居たら、どんな行動を取るかも想像してみました。
多分、他国のことより、もっと身近に考えるべきことが 迫っている気がします。
歴史を振り返れば、似たようなことが繰り返されているし・・
小心な市民としては、多少の我慢はやぶさかでないので
傷つく人が少なくて済むように、折り合える道を切に願います。