笑顔浴

優しい時間

困った

2011年06月10日 | Weblog

解剖図や、重要な用語を解説したプリントを提出してもらったのを

平常点にしているので、毎回(76人×1~n枚)の採点をしています。

一番困るのは、未提出の人に「第●回が出てないよ」と確認すると

「出した! 絶対 提出したもん」 という返事が返ってくるとき。

多くの場合は、ちょっと探してもらうと見つかるのですが

昨日は、お隣の人まで ロッカーの前に座り込んで大捜索したけど見つからない。

私も見てない自信はある。 困った。

 

「せっかく書いたのに、再び書けというのも言いにくいし

かといって、採点しないのは他の人に対して不公平になる。

出てない出したと言い合っても仕方がないので、交渉に入ろう」

A「???」

「どうすればいいか、提案してください。妥協点をみつけよう」

B「こうなったら、裏金しかない、帰って親と相談して来い」

A「だから、俺は 出したちゅーの」

C「ということは、先生を疑ってる?」

A「・・・・」

「今夜、家に帰ったら 私も調べるよ」

A「うん」

「それでも、無かったらどうしよう?」

A「俺は書いたし、出したんよ 信じてよ」

「困ったなあ」

互いに譲歩して、半分書けば満点という交渉が成立しましたが

結局、彼のプリントは、お隣の人Dの教科書にはさまれてました。

めでたし、めでたし。

 

「ああ、スッキリした」ともらした一言を

クラスの物まね名人が 他の先生の時間に披露していたそうです。

 

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