宇宙で働く人のTV画像を見ると、どの人も笑顔がきれいですね。
穏やかで明るそうで、一緒にいたら楽しそう。
頭が良くて技術を持っているのに加え、お人柄なんだなあと感じます。
いつだったか、宇宙飛行士の採用試験のドキュメンタリーを見たことがあります。
2007年9月にNASAが国際宇宙ステーションで長期滞在する宇宙飛行士を公募しました。
宇宙船の空間でクルーと生活でき、想定外のトラブルにも立ち向かえる素質を見極めるそうで、
面接官には心理学者が含まれていました。
その方法は、NASAで1週間?程度、限られた空間で合宿し、与えられる課題に取り組み
その様子を各部屋の隠しカメラを通して面接官が見て評価していました。
印象的だったのは、~するロボットを作りなさいというチームの課題のほかに
食後に「他の人を楽しませなさい」という課題もありました。
精神科医の斉藤茂太氏のメモが有名ですね。
◎他人への思いやりがある
◎何事にも寛容で、耐えられる
◎グループのためにサービスできる
◎同僚としての魅力がある
◎孤独に強い(一人で過ごせる)
◎危機にさいしてリラックスできる
△短気ですぐにイライラする
△完全欲がつよく、物事にこだわる
△衝動的で、はずみで簡単に動く
△精力家で力があり余って、行動過多になる
△好訴性・攻撃性が強い
好訴性:一方的で執拗な自己主張を繰り返す。
宇宙飛行士に採用される基準は、私たちの職場でも役に立ちそうです。
◎も△も、どちらも同じくらい私たちの心に芽生えていることがわかります。
ただ、その芽を育めているかどうかは、時々チェックしたほうがいいかもしれません。
これを読んで、こだわりが強かった私は、チームの中では、意識して ゆるめるように変えました。