4月13日(土) 8:15 薬学部に到着
車の傍で、体重をかける練習をしていると
女子学生から「お手伝いすることはありませんか?」と
声をかけてもらう。
「嬉しい」気持を伝えて、「今は大丈夫です」と返事する。
しばらくして、
「おはようございます、先生、何をしてるんですか?!」と
岡村教授が声をかけてくださる。
簡単に説明すると、直ぐに車椅子を探しに走って行かれた。
車椅子に乗せてもらって教室まで、押してもらう。
学生達が扉を開けてくれる。
井上先生が「大丈夫ですか!」と、駆けつけてくださった。
「いえ、大丈夫では、ございません~」と甘える。
出勤簿を事務局からわざわざ持って来てくださる。
「皆様、本当にありがとうございます。」
12:10 授業が無事に終わる、やれやれ安堵。
お見送りいただき、一目散に 復路を車で駆ける。
膝は腫れと熱を帯び始め、痛みが増している。
15:00 マンション駐車場に到着。
気合を入れて、外壁沿いを じりじりと休みながら進む。
驚いた女性が「大丈夫ですか」と
自宅ドア前まで、付き添ってくださる。
「いつでも助けますから、呼んでください」と何度も言っていただく。
その言葉だけで、元気がでました。
15:30 玄関到着。
「ああ、とくかく疲れた」・・しばらくその場に崩れる。
緊張が抜けて脱力。
気を取り直して・・・これから、病院に行くか?
もう一度駐車場まで、歩きたくない。
診察して帰るなんて、想像するだけで しんど過ぎる。
骨折ではなさそうだ、このまま休みたい。
排泄の準備だけは、せねばなるまい。
床の上に両足を投げだした状態から、
両手の力だけで、便器に腰かけられるか?
それができない場合は、おむつ作戦である。
疲れて、うとうとして目覚める
そうだ、水分補給を忘れていた。
昨晩から 何も口にしていなかった。
蛇口に手が届かないけど、ラッキーなことに
トイレに、防災用の飲料水を 2L×7本 並べてあった。
塩昆布と水を飲む。
今夜はとても眠い。
ベットに上がれないので、カーペットの上で寝る。
何もかもめんどくさい、あした、考えよう。