ウキペディアで「ぬた」を調べてみました。
お味噌のどろりとした見た目が、沼田を連想させるから「ぬた」と呼ばれるようになったそうです。
室町時代末期までには料理として成立していたというから
昔の人も食べていらっしゃったわけで
へえ~と、食卓を想像しています。
文化や服装や調理器具がどんどん変化しても
食材が、あんまり変わらないことがなんとなく不思議で
昔と今の距離が近く感じます。
一方で、
母が「せと貝」を使っていたのを思い出し
懐かしい味を再現しようと探したのですが、見つけることができず、残念でした。
今日は、「わけぎ」と「いか」で作ってみました。
このイカは、遠い国で水揚げされたようです。
たった50年ばかりの自然環境や食文化の変化で、
献立が変わる側面もあるのですね。
これから20年後の食事は、
自然の動植物ではなく、遺伝子技術で作った「食物」
なんてことになりませんようにと願いつつ、
食べるためだけに育てられる動物が減ることも 願っています。