第一に、毎日毎日の画一的な「戦争報道」で私たちは真実を見失なっていないか?
ウクライナ側とロシア側双方で憎しみが煽られている。
驚いたことに、世界の指導者たるべきアメリカのバイデン大統領がその先頭で戦争を煽っている。
彼はプーチンと同罪ではないのか???
冷静に私たちが見つめるべきは、「この戦争の被害者は誰か?」ということ。
それはバイデンでもなければ、もちろんプーチンでもない!!
ウクライナとロシアの兵士たちであり、その家族である。
これが第一の真実。
ロシア、ウクライナ双方が、直ちに戦争をやめろ、殺し合いをやめろ、悲劇を増やすな!
第二に、今回のウクライナ戦争は今のところ「局地戦」である。
これを世界大戦にするか否か、今その瀬戸際に立ちつつある。
この点、バイデン大統領は感情的になりすぎ、危険に踏み込んでいる。
今こそ、局地戦として終息させるための”自制”と”話し合い”が必要であり、そうした世界的な指導者が求められているのではないか。
あえてバイデン大統領に言いたい。
ロシアを感情的に、口汚く罵るが、バイデン氏は忘れたのか?
ベトナムやイラクでアメリカとその追随者たちが行った虐殺、皆殺し作戦の数々を。
そして驚くのは、これらの大虐殺を一切謝罪もしなければ、誰も責任をとっていないことだ。
そのアメリカの大統領と追随者たちが、ロシアとプーチン大統領を「独裁者」「専制主義」と罵り、「プーチンを倒せ」と叫びまわる???
バイデン氏が「民主主義」を言うのなら、
ロシアを、プーチンを変えるのはアメリカの武力ではなく、ロシアの民衆なのだと知るべきではないか。
第三に、
今回の戦争を拡大し、世界の軍事ブロック化と世界大戦への瀬戸際に向かうのではなく、
今回の戦争をできるだけ局地戦に抑え込み、
世界各地の対立を平和的に克服していくという「平和的共存」の再構築に努力することだ!!!
これは夢想ではない。
人間の知性を信ずることだ。
あの激しい米ソ対立の時代にも「平和共存」を求める世界中の声に押されて、一時期核軍縮などがすすんだし、世界大戦は起こらなかった。
プーチンやバイデンなどの戦争拡大政策を本当に押しとどめられるのは世界の民衆である。
私たち日本の民衆にとっても、危機的事態が迫っている。
今回の「ウクライナ危機」をチャンスとばかりに軍事大国化に猛進する自民党などの改憲勢力!
唯一の被爆国として、今こそ日本が戦争反対の大義のために立ち上がるときではないのか?!
それは日本の民衆の歴史的な責務である。