7月15日の各紙に、「新規がん患者100万人超 死者37万4000人、高齢者増 要因」(山形新聞)というタイトルが躍った。
国立がん研究センターの予測発表だという。
私は仕事柄(保険代理店)、ほぼ状況を知ってはいたが、それでもショックを受けた。
新聞、テレビの報道に注目したが、意外なくらいの冷静な報道ぶりにびっくりした。
みんなに聞きたい。
毎年37万人前後の人がガンで死ぬ! これは驚くに値しないことなのか?
毎年100万人前後の人が新たにガンにかかる! これは驚くに値しないことなのか?
第二次大戦時の日本の死者(軍人・軍属だけなのか、広島長崎の被爆者など一般国民の死者も含むのか記憶があいまいだが、)が300万人と言われている。これと比較しても「毎年37万人の死者」というのは凄い数ではないのか?
誰もが、大切な人をガンによって奪われていないのか!
私は今年に入ってからも、3月、従妹を急性骨髄性白血病で失った。
あなたはどうですか?
言わば第二次大戦時のような被害者の多さではないか?
いつ襲ってきてもおかしくない「関東大震災」、これも大変だ。
10万人以上の死者を出した1923年9月の関東大震災、あの時、「大地震の時が近づいている」と警告を発した地震学者が居たという。それが学会の「いたずらに不安を煽ってはならない」との多くの意見に抑え込まれたとか。
日本は、なんでこうまで無難に無難に、「波風を立てない安全策」に閉じこもるのか?
その結果が、巨大な不幸に導いているのではないのか!
先の参院選でもそうだったと思うが、ガンと「関東大震災」は国民が総力を挙げて立ち向かうべき巨大なテーマではないのか。
私は声を大にして叫ぶ!
「ガンとたたかおう!」
「明日くるかもしれない関東大震災に備えよう!」
都知事選は、これを全国民に提起し、みんなで考え行動するいい機会ではないのか?
候補者同士が、ぜひ議論をたたかわせあってほしい。
私が一番恐れるのは、オリンピックのさなかに「関東大震災」が襲ってくることである。
極論と言われるだろうが、私はオリンピックの延期を提案する。
有名スポーツ選手は命がけでオリンピックにそなえようとしているのだから、「東京オリンピックの延期?」、「何を言ってるんだ」となるだろう。
しかし考えてみてほしい。
大切なのは、自分のメダルなのか? 国民の生命を守ることなのか?
万が一、オリンピックの時に大地震が襲ったら、いったい誰が責任をとるのか?
「関東大震災」の危険が目の前に迫っていることを知りながら、オリンピック招致の旗を振った安倍首相なのか?
まさか「想定外」で逃げることはないだろうが・・・。