4つ目の疑問:「コロナでも重症化するまでは自宅で待機…」とは、「憲法違反だべ」!!
あなたは「いのちの停車場」を見ましたか?
私は昨日、急きょ見に行ってきました。
山形の唯一の上映館「ムービーオンやまがた」に電話したら「19日で終わりです」と言われて絶句、
もともと吉永小百合さんの隠れファンだったこともあり、「何としても見よう」と思い込んで映画館に駆けつけた。
上映が始まっていて館内は手探り状態の暗やみ。
なんとか指定席に座って2時間・・・
そこで感じたことを二つ三つ。
まずは、重いテーマ(人の終末期をどう過ごすか、どう支えるか)なのに暗くないのにビックリ。
俳優陣(吉永さんや西田敏行さん)の人間くさい演技のせいか、脚本の良さか・・・。
今まで映画を見て泣いたという記憶が無い自分なのに、今回は嬉しくて涙が出てきてしまった。
明日のいのちも危うい子どもが「海が見たい」というので、「そんなことはできない」と反対していた両親をまほろば診療所のみんなで説得し、海に行く。
喜びはしゃぐ子ども、その子どもを背中に乗せて亀さんのように波にゆらゆらと泳ぐ診療所スタッフ(松坂桃李)・・・ついジーンときました。
人生の終末を見つめるという重いテーマなのに、辛かったり悲しかったりで泣くのではなく、人間同士の優しさや温かさに感動する、そんな場面がなんどもありました。
・・・久々にいい映画を見させてもらいました。
もう一つは「人間にとって安楽死とは何か… 」、考えさせられました。
医師役である吉永の父親が、病気(ガン?)の痛み苦しみから娘に「殺してくれ」と迫る場面、
「そんなことはできない」と拒否しても拒否しても迫ってくる父親、
最後に吉永はどうするのか?
「安楽死は殺人だ」として認めていない日本という国の在り方、
それだけでは安易ではないのか・・・と考えさせる場面・・・難しい。
コロナ禍の今だからこそ、より深刻に考えさせられました。
もう一つは、
映画が終わってライトが点灯し、場内を見まわしたら、観客は自分ひとり!?
初体験でした。これでは映画館が持たない。
明日、明後日しか山形ではやってないようですが、
ひとりでも多く、ぜひ見てほしい、
山形の文化を豊かにするためにも。
上映時間は「ムービーオンやまがた」で8時50分から11時まで。
ユニセフが子どもたちを守るための「新型コロナウイルス緊急募金」に取り組んでいます
「20億本の新型コロナウイルスワクチンを
世界に届けるためにあなたのご支援を! 」
「子どもたちを苦しめるコロナ禍の一日も早い収束を目指して!
コロナ禍で損なわれた保健・栄養サービスの復旧を」と題して
「パンデミック宣言から約1年。この間、途上国の子どもたちを取り巻く環境は急速に悪化しました。
医療現場への負担の集中や、多くの医療従事者の罹患などにより、低中所得国では提供される保健サービスが50%も減少しています。母子栄養サービスも著しく減少しています。
このままワクチンが届かず、子どもを守るシステムが圧迫されつづければ、何百万人もの幼い命が危機にさらされます。(つづく)」
私たち1人1人が、こうした身の回りのできることから声を上げ、行動を起こすことこそ、平和の祭典オリンピックにふさわしいと思いますが、あなたはどう思いますか?
最近、オリンピック精神はゆがめられているのではないか?
タイムや距離を競うことだけがオリンピック精神ではないはずだ!
平和と友愛、危機の時代の助け合いこそ、オリンピック精神のはずだが・・・?
今、世界中のコロナ禍に眼をふさぎ、ひとり一人の生命を守ることをおろそかにして、何がオリンピックか?
オリンピック候補選手たちは皆同じように「オリンピックで成績をあげ、みんなに勇気を与えたい」と言う。
それは勝手な思い上がりというものではないのか?
多くの人々はオリンピックの記録よりも、変異型コロナが蔓延することのほうを恐れているのではないか?
(つぎのテーマに続く)