8月3日の午前に山形を出て4日午後には戻るというトンボ帰りで、東京・上野の「真珠の耳飾りの少女」に会ってきました。
東京にいる娘と落ち合って、東京都美術館のマウリッツハイス美術館展に行ったのです。
自分の働いている事務所(保険相談所)に「真珠の耳飾りの少女」の複写が飾ってあり、「値段の割にはいい絵だ」と思っていたのですが、本物に会いたかったのです。
複写は版画印刷という技法で作成されており、本物っぽかったし、毎日見ている間に好きな絵になってきていました。
でも、本物を知らずに「これはいい絵だ」というのはどうでしょうか?
覆面の女性を好きになるようなものかもしれません。
覆面のままでもいいのでしょうが、でも本物に会いたくなる・・・そんなことかな?
きっかけは、昨年、会社の日帰り旅行で石巻(宮城県)に行った時、みんなで宮城県立美術館に立ち寄ったことでした。
たまたまフェルメールなどの展示をしていて、その時は「真珠の耳飾りの少女」の絵はなかったのですが、複写は売っていました。以前から「事務所に絵を飾りたい」と思っていたので、みんなで「これはいいかも…」となり、この絵を買ったのでした。
今も目の前に飾ってあるのですが、見ていて飽きないんですよね。
この絵からフェルメールを知り、フェルメールも好きな画家の1人になりました。
「生活の中に絵があるっていいなあ」と思うこのころです。ささやかな贅沢です。