12月4日、山形市の蔵王ダムを調べに行ってきました。メンバーは私を含めて3人。前回の荒砥沢ダムも3人でしたが、今回は違うメンバーでの3人。徐々に広がり始めているのを実感。
天候は「雪かな?」と心配して出かけましたが、幸い、曇り空程度で助かりました。
狭い山道を車で登って行くと現れたのがダムの堤防。この写真です。
蔵王ダムは「洪水調節」「灌漑」「水道」などの多目的ダムです。貯水容量は730万トン。山形市中心部の北寄りを流れている馬見ケ崎川を堰き止めて造ったダムです。
全国でも珍しい「中空重力式コンクリートダム」(内部が空洞になっている)だそうです。
この日は風が強く、小雪のちらつく寒い日でした。
堤防の上で、思わず震える同行の志2人。
ダム湖は、私たちが行った時は渇水状態でした。3月の地震で決壊した藤沼ダム(福島県)の場合、満水状態だったそうです。蔵王ダムは約5倍の貯水量ですし、市街地を直撃ですから、満水で決壊したら、それこそ大変な被害をもたらすにちがいありません。
ダムの下流は、すぐに山形市街です。
これが「日本一のいも煮会」で有名な馬見ケ崎川です。この下流の河原が、いも煮会の会場です。
ダムを調べてまわって不思議なのは、下流の河原に、意外に無造作というか、学校があることです。
蔵王ダムも同様でした。
これは山形市の東沢小学校です。
道路よりも一段低く小学校があり、その下が河川敷の公園、そして川・・・となっているのです。
直下型地震に、子どもたちは大丈夫?
みんなで真剣に検討すべきではないのか?