「米、アルカイダ指導者殺害」「ザワヒリ容疑者 ドローンで攻撃」
8月3日の朝刊(朝日)に報じられました。
これにあなたは疑問を感じませんでしたか?
率直に言って「あれ! 裁判にかけなかったの?」と思ったのは私だけでしょうか。
そういえば、2011年5月にはアルカイーダの指導者 ウサーマ・ビン・ラーディンは、パキスタンでアメリカ海軍特殊部隊によって殺害されたと報じられました。
世界最強の軍事大国であり民主主義を標榜するアメリカが、テロリストは裁判にかけず暗殺してもいいのだとするなら今後の世界はどうなるのか?
第一に、アメリカに追随して「あれはテロリストだから暗殺したのだ」と主張する国々が現れるだろう。すでにイスラエルはその動きを示しているのでは…。
第二に、「いつアメリカ等に暗殺されるか分からない」と恐怖におびえ、更なる軍備増強やテロに走る国々や組織も現れるのではないか。プーチン大統領だって暗殺におびえているのではないか、その行き着く先は?
私は言いたい、テロリストであればこそ、公開裁判にかけ、犯罪を明らかにし、社会の、歴史の教訓とすべきだ。