怒れる中年

あなたは怒ることを忘れていませんか?  ①なんで借金しなければ勉強できないの! ②働きたいのに預ける保育園が無い、えっ!

義捐金を日赤に送金しました・・・ありがとうございます

2011年05月16日 | 東日本大震災…山形から

3月21日、「自分たちも何かしなくては」との居ても立ってもいられない気持から、このブログで「少しでも役に立ちたい! 被災者へのカンパ、まだの方は一緒に」と呼びかけました。

特に声掛けをしたわけではありませんが、添付の写真のように、合計14万円のカンパをいただきました。

本当にありがとうございます。

   

4月10日のブログで中間報告しましたように、貴重な義捐金を少しでも有効に活かしていただくために、被災地へのボランティアにもつなげて息の長い支援にできないか・・・などと考えてみました。

     

ところが、1月から入院中の母(90歳)が、4月15日19時42分に他界してしまいました。90歳と言えば「無理もない」「大往生だ」などと、他所の人の時は思っていたものですが、自分の母が、いざ亡くなってみると寂しいし、悲しい。そして、死の2か月前に「胃ろう」(流動食を流し込むために胃に穴を開ける延命治療)の手術を認めてしまった自分の愚かさへの悔いを引き摺っています。半ば「ボケ」ていたとしても、決して本人への説明抜きに、胃ろうの手術をすべきではなかった!!

そして結果的には、胃ろうの手術後の治療ミスにより肺に水が溜まり、酸素吸入も空しく死んでいったのです。(詳しくは4月24日のブログ参照を)

     

そんなこんなで、とても被災地へのボランティアに行けませんでした。

したがって、すぐに被災地に行くのは諦めて「まず義捐金を送ろう」と考え直した次第です。

P5160098

    

これが、現在の義捐金の中間集計と日赤への送金証明です。東海林個人の寄付になっていますから、もし税金の寄付金控除がありましたら、その分は、被災地支援に使わせてもらいますので、ご了解ください。

また、愛媛県今治市のDさんからは名産のタオルを多数送っていただきましたので、これは「生活クラブ生協やまがた」を通じて被災地支援に使ってもらうことにしました。

カンパに賛同していただいた方々のご期待に応え切れていないと思いますが、今回は私的な事情もありましたので、以上の対応でご容赦ください。

   

本当に、ありがとうございました。これからも、手を携えて被災者支援に励んでいきましょう。

とり急ぎ、ご報告とします。

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あれえっ おかしいよ! ①・・・ 「海に高汚染水」記事、3紙の比較 

2011年05月13日 | 東日本大震災…山形から

なかなか詳しく書く時間はとれないが、でも、でも、おかしいことが多すぎる。これを、その都度、問題にしていかなかったら、いつの間にか許したことになってしまうのでは?

    

東日本大震災と原発に関連することで、「おいおい! おかしいんじゃないの!」ということで、メモ程度にでも、書きとめておくことにした。

だって、今、自分たちは歴史に残る大問題に立ち会っているんだから。

歴史の証人なんだよ、自分たち一人ひとりが。

    ・・・・・・・・・・

今日は、次の問題についての3紙の比較から。

「海に高汚染水 3号機からも」(朝日新聞、5月12日 1面)

「3号機でも海へ汚染水 取水口近く一時漏出」(日経新聞、5月12日 1面) 「工程表に影響も 梅雨控え対策急務に」(同、2面)

「3号機汚染水、海に流出 コンクリ詰め止める」(山形新聞、5月12日 3面)

   ・・・・・・・・・・ 

3紙とも、見出しでは大差ない。どちらかと言えば、朝日のほうが鋭く問題提起しているようですらある。

ところが・・・

はじめは、

「あれえー、こんな大事な問題が、なんで東電の発表なんだよ。東電は問題を起こした側だろ。監視する側の政府の原子力安全・保安院はどうしたんだよ?」という疑問からだった。

毎朝3紙を比較しつつパラパラめくるので、今回もめくってみた。

読んでみて驚いた。

   

記事の信用度を、高、中、低 に区分すると、

朝日・・・低、

山形新聞・・・中、

日経・・・高、

だった。

特に、朝日はひどいんじゃないの? 

なぜか?

記事中、3紙とも、汚染水の濃度に触れている。これはもちろんだ。だが、私たちが知りたいのは、新聞の論評よりも、まず事実である。

新聞各紙を見ると、放射能の濃度は3か所で計られている。

① 海水を取り込む取水口近くのピットに流れ出た汚染水の濃度、

② 取水口付近の海に設けられたフェンスの内側の海水中の濃度、

③ フェンスの外側の海水中の濃度、

この内のどこが、一番汚染されているか?

誰が考えても、①の汚染水に決まっている。そして、この濃度がどのくらいかによって危機の深刻度も違ってくる。

ところが、見出しの鋭さで人を引き付けた朝日新聞は、肝心の汚染水濃度の①を取り上げず、②と③だけ報道している。

山形新聞と日経新聞は、この①②③すべての濃度を報道している。

ただし、山形新聞も朝日も日経も、安易にと言うべきか、東電の発表を鵜呑みにして「穴にコンクリートなどを詰め、穴への流入と海への流出は止まった」と報道している。そんなに簡単に止まるの? 

    

では、日経、山形、朝日3紙を合わせて見た汚染の濃度は、

①の濃度:ヨウ素131は、1立方㎝あたり3400ベクレル。セシウム134は、37000ベクレル(国の基準の62万倍)。セシウム137は、39000ベクレル(国の基準の43万倍)。・・・主に日経。

②の濃度:ヨウ素131は、190ベクレル(国の基準の4800倍)。セシウム134は、1900ベクレル(国の基準の32000倍)。・・・主に朝日。

③の濃度:ヨウ素131は、96ベクレル(国の基準の2400倍)。・・・朝日。

   ・・・・・・・・・

①を報道せずに②③のみ報道する?

おいおい! 朝日新聞さん、おかしいんじゃないの!

真実を報道すべき新聞が、政府や東電の世論操作に加担していると言われちゃうよ!   

      

    

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