3年前の「3.11東日本大震災」で、福島県須賀川市の藤沼ダムが決壊しました。流失もしくは全壊した家屋19棟、死者7人、行方不明者1人(1才の幼児)。
8人の痛ましい犠牲があったというのに、新聞やテレビは当時も3年後の今もほとんど報道していません。
私が知ったのは、たまたまネットを見ていて気づいたからでした。3か月も経った6月末ころだったと思います。
じっとしていることができず、無理に仕事のやりくりをつけて現地に行きました。
驚きでした。否、それよりも衝撃でした。
大震災の被災地も何回か行ってましたから被害の凄さというものは知っていました。しかし、ダムが決壊するというのは考えたこともなかったのです。
えーっ ダムが決壊する!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから3年間、近隣のダムを見て廻りました。
調べれば調べるほど、「おかしい」、「危ない」と思わずにはいられませんでした。
特に危機感を感じたのは、6年ほど前の宮城・岩手内陸地震の時の荒砥沢ダムと、現在の寒河江ダム(山形県)についてでした。
私たち寒河江市や西川町に居住している人たちにとっては、頭の上に巨大ダムが覆いかぶさっているようなものです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
海岸の津波も恐ろしいですが、内陸部に住む者にとってはダムが巨大な危険物なのです。
それなのに、マスコミも、学会も、もちろん国土交通省も、まったくと言っていいほどにダムの危険を取り上げない。
このままでよいのでしょうか?
私たちは大丈夫なのでしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.11の被災者の無念を晴らすために、生命を奪われた子どもたちの叫びに応えるために、そして第二第三の被災者を最小限度まで減らすために、お互いに声をあげようではありませんか。
協力し合って、一歩でも二歩でも、歩みだしましょう。
「ダムは安全か! 寒河江ダムを考える・山形ネット」(略称「寒河江ダム・ネット」)は、それぞれが歩みだすための情報交流ネットです。
会費も規約もありません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以上、東海林正弘 記「sagaedamunettono.1.doc」をダウンロード