菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

四季彩の丘-その2

2008年09月17日 | Weblog
 
美瑛は今日も良い天気です。
湿度も低く凌ぎやすい爽やかな日が続いています。
この後もたいした崩れもなく、収穫作業にも精が出るのではないでしょうか。

今日は引き続いて「四季彩の丘」です。
花の咲き具合はここ2~3年のうちで最も良い状態ですので、様々なカットを狙っています。
ただ撮影には出かけていますが、雲が多すぎたりまた全然無かったりとなかなかベストな条件にはなってくれません。
ブログでも書いていますが、雲も大事な被写体の一部、あればよいというものでは無いからです。

このカットも雲の一部の流れが悪く、画面構成を少し乱しています。
雲の流れが良くなるまでしばし待ったのですが、更に悪くなってしまい撮影中断。
すべての条件が満たされた写真を撮るというのは、やはり難しいものですね。

《雲湧く四季彩の丘》
MAMIYA 645AFD ZD-Backdigital 45mm F-16 1/8 RAW PL


朝霧の季節

2008年09月15日 | Weblog
 
今日の最低気温は8度。
一気に冷え込んできました。

つい先日までは半袖で過ごしていたのですが、朝晩はもう寒くて長袖です。
これからは日増しに本格的な秋へと向かいますが、寒暖の差が大きくなってくるといよいよ朝霧の季節です。
よく霧というと一面真っ白でぼんやりとした風景や、あるいは山頂から見る雲海のようなイメージが強いのですが、美瑛の霧は全く違います。
丘の低地にたれ込めるといった感じで、高台から見ると連なる丘の上部だけが見えとても立体的で且つ幻想的です。

この写真は今朝撮影したカットですが、霧に包まれた手前の丘がややシルエットになって、その上から旭岳の山頂だけが見えています。
霧が少し多く入り過ぎて今ひとつでしたが、高台から見るこの時期の風景は何ともいえません。
以前のような好条件に巡り会うことが少なくなってきていますが、今秋よいチャンスに出会えれば是非ものにしたいと思っています。

《朝霧の大雪山》MAMIYA 645AFD ZD-Backdigital 55~105mm F-8 2秒 RAW

恵みの秋

2008年09月14日 | Weblog
 
美瑛は今日も秋晴れです。
青空のヌケ具合もすごく良かったので、今日は午前中に「四季彩の丘」に出かけました。
この花畑は午前と午後とでは全く光線状態が違ってしまいます。
前回アップした十勝岳連峰を絡めたカットは午後に撮影したもので、山並みがくっきり見える時間帯、つまり順光線で狙ったカットです。
よく作品づくりは逆光か斜光で狙えといいますが時と場合によります。
まずはきちっとした絵葉書写真が撮れないと、作品狙いはちょっと難しいといえるかもしれません。
「この写真は絵葉書写真だな」なんていう人もいますが、「たかが絵葉書写真、されど絵葉書写真」です。

さて、先日は収穫の秋をお伝えしましたが今日はPART2です。
北海道の海の恵みNO-1といえば、当然秋シャケですよね。
イコール、イクラ丼です。
この写真はお店のものではありませんよ、これからいただく我が家のイクラ丼です。

ということで、今日は皆さんに美味しいイクラ丼の作り方をお教えします。
1)近所のスーパーで新鮮取り立てのシャケの卵を購入します。(適量)
2)水道水で洗いながら卵をほぐします。
3)醤油、みりん、お酒などで味付けします。
4)アツアツのご飯にたっぷりのイクラをのせます。
5)出来上がり。

ごめんなさい。
そういえば本州あたりのスーパーでは、安くて新鮮なイクラなんて売ってませんでしたね。
では、失礼していただきます。

収穫の秋

2008年09月11日 | Weblog
 
収穫の秋ですよ~。
ジャガイモ、豆、カボチャ、そしてソバ。
文字どおり北海道は恵みの秋一色です。

このソバ畑の収穫模様もギャラリーの元地主さん。
経費がかかる小麦などよりははるかに優等生とのことで、撮影の傍ら話を聞くと「我々年寄りにはうってつけの作物だよ」。
しみじみ、こう話してくれたのがとても印象的でした。
虫除けの消毒などもいっさいいらないし、植え付けしたら収穫まで野放し状態。
もともとやせた土地でも育つソバは日本中何処でも収穫可能で、特に北海道では幌加内を始めソバの名産地となっています。
おまけに連作もできるので打って付け。
日本の農業を救うのは、もしかしたらこのソバかも知れません。(ちょっと大げさですね)

ソバは私も少しはうるさい方ですが、信州、そしてこの北海道産は特に美味しいですね。
美瑛でも地元のソバ粉を使った商品の開発を望みたい所です。
そうすれば正真正銘の地産地消、ご存じのように赤麦はすでに始めています。

《ソバの収穫》CANON EOS-5D 28~105mm F8, AE RAW


秋晴れ

2008年09月09日 | Weblog
 
今日は爽やかな秋晴れでした。
おまけに十勝岳連峰もくっきり。
久しぶりに「四季彩の丘」に直行、山を絡めた花々を思う存分に撮影することができました。

この四季彩の丘は近年観光花畑として、メディアにも度々登場する人気のスポットで、ドラマなどでも採用されるほどです。
ここはファーム富田などとは少し違った花々を植えており、満開になる時期が重ならないように配慮して作付けしています。
例年ですと8月頃満開になる花が多いのですが、今年は雨が少なかったせいか咲き具合が今ひとつでした。
しかし、このところの雨と気温が持ち直したこともあって、遅ればせながら今まさに満開になっています。
撮影するには少し地形が悪いのですが、広大な花畑と十勝岳連峰を絡めて撮れるのはここだけです。

色とりどりのクレオメやケイトーの花。
この時期咲き遅れると命取り、終わりかけた夏を引き戻すかのように競って咲いています。

《クレオメ爛漫》
MAMIYA 645AFD ZD-Backdigital 55~105mm F-22 1/6 RAW PL

起こされた

2008年09月08日 | Weblog
 
一週間ぶりの美瑛の朝は爽快でした・・。

といいたいところでしたが、今朝の起床は朝の4時。
撮影にでも出かけたのですか、といわれそうですが違うんです。
実はこのことろ早朝撮影で早起きになっていた習慣で、愛猫のチャミちゃんも早起きの癖がついてしまったのかわざわざ起こしに来てくれたのです。

東京での夜は寝苦しく、エアコンをドライにしたりスイッチを消したりと、おおよそ熟睡することができないでいたので、美瑛に戻ったら爆睡したいと思っていました。
昨夜の夕食は羽田からの空弁を何種類か購入し、ワインを適当に飲んで心地よくベッドに潜り込みました。
「よ~し、今夜は寝るぞ」と気合いを入れたのも束の間、耳元で猫の鳴き声が。
えっと思いながらも、時計を見たらまだ朝の4時。
「もう出かける時間ですが起きなくていいんですか」とばかり、枕元で鳴いています。
「今日は出かけないからいいの、このままもっと寝かせて」
といっても、その意志は伝わるはずがありません。
結局、その鳴き声に負けて起きてしまいました。

顔を洗ったり髭を剃ったりしていると、彼女(愛猫)は朝の仕事が終わったかのように再び自分の寝床に入ってゴロゴロ・グーグー。
あきれてしまいますが、これがまた実にかわいいんです。
結局早起きになってしまって苦笑してしまいましたが、憎めないところが猫バカなんですね。

kodak photo club

2008年09月07日 | Weblog
 
先ほど涼しい美瑛に戻ってきました。
しかし、東京はほんと暑かった。

真夏は避けてこの時期9月上旬に上京するのですが、やはり思った以上に暑かったですね。
時折、夕方は涼しげな風が吹いたりもしましたが、お彼岸頃までは残暑厳しい日が続くのではないでしょうか。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、やはり昔からこの時期は、残暑が厳しかったのかも知れません。

セミナーの後も写真雑誌社やカメラ会社と打ち合わせに出かけていましたが、今日は新たにフォトコンテストの審査を担当することが決定しましたのでご案内いたします。
コダックで発刊している季刊誌ですが、そのネイチャーの部の審査をこの10月から1年間担当することになりました。
発刊は、10月、1月、4月、7月の計4回。
応募資格はコダックの会員に限られそうですが、詳細につきましては再度このブログでご案内いたします。

機会がございましたら是非ご応募下さい。

(話変わりますが、今日は布団をかけてぐっすり寝られそうです。)




セミナー

2008年09月05日 | Weblog
 
昨日は今回上京の理由の一つ、現像ソフト「キャプチャーワン」とデジタルバッグ「フェイズワン」の「徹底研究セミナー」に参加しました。
場所は大日本印刷五反田ホール。
私の所属している日本写真家協会が主催したもので、定員160名でしたが会場は満杯状態。
そんなには集まらないだろうと思っていたのですが、このところのデジタルへの関心の高さが見て取れました。
また、若い写真家やクリエーターの方が多くてびっくりもしました。

セミナーはおよそ4時間。
新たに導入しようとは思っていないのですが、今行っているレタッチのヒントにでもなればと出かけたものです。
田舎にいるとこういった情報の入手がほぼ皆無。
ほしい情報がすぐ手に入る、そういった意味では東京はうらやましいところです。

頭の中が一杯になったところでこんどは腹ごしらえ、夜はまたまた水分補給です。
もとスタッフでフリーカメラマンのMちゃんと、フォトエージェントに勤め始めたYちゃんたちと合流。
彼女たちも大都会で元気にがんばっているようで一安心。
たっぷりの水分を補給して、池袋に帰ってきたのは夜遅くでした。


東京の夜

2008年09月04日 | Weblog
 
昨日は暑かった。
先日羽田に降り立ったときはそれほどの暑さではないと思ったのですが、昨日はかなりの残暑。
打ち合わせで大宮まで出かけたのですが、汗びっしょり。
北海道の気候になれてしまった私の身体は、暑さと湿度の高さに悲鳴を上げていました。
東京はやはり異常ですよ。

水分をほしがっている身体を癒すためにはやはりお酒。
ということで夜は東京散策。
上京したら必ず立ち寄るお店、水道橋のcafe-Lに出かけました。
ここはミュージシャンやクリエーターたちが多く、特にアコースティックギタリストやそのファンが集まるところです。

写真はギタリストのT氏。
以前の音楽仲間で10年ほど一緒にプレーしたことがあります。
彼はパーカッショニストとしても活躍中で、他にハープもこなすという、いわゆるクラシックからジャズまでのマルチプレーヤー。
また作曲も手がけているので、次回はDVDなどでコラボレーションしたいと話が盛り上がっています。

今日も気温が上がりそうで、夜の水分補給も欠かさず続きそうです。



昨晩上京。

2008年09月02日 | Weblog
昨晩上京しました。
東京は暑いです、が、想像したよりはややさらっとしているかも知れません。

先週はCM撮影が遅れに遅れて撮影はかろうじて出来たものの、現像作業が結局出発間際までかかってしまい、バタバタ状態での上京となってしまいました。
前回のブログにも書きましたが、トンボの写り込みを予想していなかったので現像作業には困難を極めました。
通常では多少写り込んでも使用カットが決まった時点で、そのカットのみゴミ消しなどの作業を行うのですが、今回は少し違いました。
クライアントからの要望は、バリエーションも含め全部見たいということだったので、被写体ブレなどを除いてはすべて完成データでの入稿となったからです。
通常、センサーについてしまったゴミは原則同じ位置に移るので、全カットにゴミの位置を同期させて消しとります。
しかし、今回の相手はトンボ。
同じ場所にいるはずがなく、全カット手作業での消し取り作業となってしまいました。
トンボに怒ってもしょうがないのですが、これほど憎々しく思ったことはありませんでした。

皆さんもトンボにはご注意を!!