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ヤマブキソウ

 ケシ科ヤマブキソウ属の「ヤマブキソウ(山吹草)」。鮮やかな黄色がバラ科のヤマブキに似ていることから名付けられているがヤマブキは落葉低木で本種は多年草になる。4枚の花弁の長さは3センチほどで花が開くと直径5~6センチになる。花期は4~5月でここ片倉城跡公園“奥の沢”では斜面一面にヤマブキソウが拡がる。
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ギンリョウソウ・2~開花

 鑓水の林縁で咲き始めた「ギンリョウソウ(銀竜草)」。ツツジ科(←イチヤクソウ科)ギンリョウソウ属の多年性菌従属栄養植物で葉緑素を持たず外生菌根菌(他の植物の根と共生するカビの一種)を分解して栄養供給を受けている。秋に開花するシャクジョウソウ属のアキノギンリョウソウと姿は良く似ているが、本種の果実は液果になりアキノギンリョウソウは蒴果になる。
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シキミ・1~開花

 鑓水の道端で見掛けた「シキミ(樒)」。マツブサ科(←シキミ科)シキミ属の常緑小高木で、花や果実だけでなく茎や根にも毒がある。昔、土葬をしていた時代には墓地が狼や犬や小動物に荒らされるのを防ぐために植えられ今でも寺や墓地で見ることが多い。花径は3~3.5センチで花被片は15枚程度ある。今、新型コロナウイルスのワクチン開発が進んでいるが、現在使われている抗インフルエンザ薬“タミフル”は近縁種のトウシキミ(八角)から抽出されるシキミ酸が原料のひとつになる。
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アカフタチツボスミレ・3~長沼公園

 長沼公園“野猿の尾根道”で見つけた「アカフタチツボスミレ(赤斑立坪菫)」。スミレ科スミレ属の多年草でタチツボスミレの変種。ハート形の葉に赤い斑が入るのが特徴になる。去年は高尾山の富士道や5号路などで良く見掛けたが、長沼公園では初めて見た。
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